取材協力/プロト 取材・文/木村 圭吾 構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
掲載日/2011年9月16日
バンス&ハインズはアメリカのマフラーメーカーであり、1980年にドラッグレーサーのトップライダーだったテリー・バンスと、そのトップエンジンビルダーであったバイロン・ハインズの2人によって設立された。当初はドラッグレース用マフラーやエンジンチューンから始まり、その後 AMA スーパーバイク参戦など、レーシングチーム及びビルダーとして頭角を現し、その名を響かせた。
日本国内においても「バンス管」の愛称で親しまれたエキゾーストシステムは一世を風靡し、ホンダ CB-F 系やスズキのカタナ、カワサキのZ系といったビッグバイクを中心に装着され、そのサイレンサー部分に燦然と輝く 『VANCE & HINES』 のロゴは、カスタム指向のライダーにとって憧れの逸品でもあった。
現行車への対応も積極的に進めており、サイレンサー部分のみを交換するスリップオンを中心に、スーパースポーツ系からツーリングモデルまでラインナップしている。その魅力はアメリカ製ならではのデザイン性と、各部の仕上げの良さにあると言えるだろう。
国産スポーツバイク向けとしては CS1 があり、基本形状は3種類。それぞれポリッシュとブラックの2色が用意されている。材質はステンレスで軽量化にも貢献し、また迫力あるサウンドも実現している。