ロードライダー・ツーリングガイド ~伊豆周遊編~

掲載日:2010年05月12日 特集記事    

記事提供/2010年1月24日発行 月刊ロードライダー 3月号
■Photo/徳永 茂 ■Report/月岡洋一 ■協力/本田技研工業、ホンダモーターサイクルジャパン

R/R TOURING GUIDE

伊豆周遊「西伊豆 東伊豆」

いつも通り過ぎちゃう、あそこ?ここ?!
伊豆半島B級スポット再探索!

伊豆といえばバイク雑誌の記事に度々出てくる“ツーリングのメッカ”。関東のみならず、「そんじゃ行ってみるか」って他地域からも出かけた経験のあるライダー、多いでしょ?取り上げられるだけあっての走りがいあるスポットだけど、その走りに夢中で通り過ぎてしまう中にも、結構楽しめる見どころがあるんですよ。今回はそんな話題をお届けしましょう。

時間に追われず走れば
見飽きたはずの道も新鮮?!

こんにちは、編集長の月岡です。今回の目的地は伊豆。そりゃもう、私だって16歳の時に原付免許を取ってからこっち方、伊豆にはさんざん出かけましたよ。今もバイク雑誌の編集がナリワイですから、何かコトあるごとに出かけてます。もう、コンビニに出かけるぐらいの気軽さで。

 

皆さんと同じように、疲れ知らずの若い時分は海沿いだろうが山の上だろうが、がんがんワインディングを楽しんでましたし、今も多少……っつーかだいぶ枯れはしたものの、伊豆=走りに行くところ。擦れた分、プライベートでも仕事でも、高速道路でビュンとアプローチして、ビュビュンと帰ってきちゃう日帰りコースになっちゃいました。

 

今回の伊豆ツーリングはそんな自分へのアンチテーゼ。いつも前の道は通るけど立ち寄らなかった場所を、この機会にゆっくり訪ねてみる……。

 

「今さら伊豆?さんざん紹介され尽くしてるでしょ」なんて、乗り気じゃなかったツーリングの先達にして本企画ネタ出し係・徳永カメラマンも、「そういえば、立ち寄ったことがないけど、気になる場所はあるね」だって。そう!その調子。絶対、新しい発見があるってば。

 

バブルの頃には高級旅館やホテルが立ち並んだけど、このご時世、そんなにランクを落とさなくても安く泊まれる宿、オジサンひとりで泊まれる宿もたっぷりあるし、冬は温暖で道も空いてる……そんな伊豆はこの時期がツーリングの旬ですしね!

 

国道136号線

西伊豆の南北端、三島市と下田市を海岸沿いにつなぐ国道136号線は夕日の名所。小さな漁村を次々駆け抜ける道で、空気のキレイなこの時期は富士山もクッキリ、気持ちいい!

 

土肥達磨寺

「土肥の街に日本一の達磨ってノボリの建ったお寺があるね」「行ったことないね」そんなノリで立ち寄ったのが土肥達磨寺。国道沿いに赤いノボリが沢山建ってるから通ればイヤでも気付く。聞けば京都の法輪寺が本山で、ここはその別院。本堂には座高5m、重量3tという鋳製巨大ダルマを安置のほか、般若心経の教典文字で描かれた達磨像絵も圧巻!拝観料は500円。富士見山達磨寺:8時30分~16時30分受付け [TEL]0558-99-0731静岡県伊豆市小下田463-1

 

堂々島洞くつめぐり遊覧船

「学生の時に来て乗って以来だなあ」「久々に行っとく?」小型遊覧船で潜り込む、景勝・天窓洞は天然記念物。海触洞くつってヤツだそうで、中央の天井が丸く抜け落ちていることがその名の由来。狭い洞くつ内の操船(でいいのかな)はスリリング&ワンダホー!8時15分を皮切りに10~15分おきに堂ヶ島マリンから出航、フラリと寄ってもスグ乗れます。所用時間20分。大人1100円、子供550円。堂ヶ島マリン:[TEL]0558-52-0013静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2006 WEBサイトはコチラ

 

鈴木鋸刃店

「ミニチュアの大工道具売ってて、ちゃんと使えるんだって」興味のままにお邪魔した松崎町にある鈴木鋸刃物店。京都や奈良の宮大工さんも買いにくるそうで、微細な仕上げはペーパーより大工道具で、ってことらしい。知る人ぞ知る有名店。鈴木鋸刃物店[TEL]0558-42-0287静岡県賀茂郡松崎町松崎411-2  WEBサイトはコチラ

 

アサイミート

「TVで観たけど松崎には川海苔のコロッケがあるらしい」通りがかりの人に場所を聞いたら鈴木鋸刃店の裏。店頭で揚げてもらって食べられます。1個120円。ひとクチかじれば潮の香りが口いっぱい広がります(当たり前か)。
アサイミート[TEL]0558-42-0298静岡県賀茂郡松崎町松崎451-1 営=9~18時 WEBサイトはコチラ

 

松崎港

冬の日暮れはあっという間。闇が迫ればさすがの伊豆もグッと冷え込んでいきます。ちなみに日本気象協会によれば西伊豆を含む東海地方の2月の気温は平年より高め、降水量も多めになりそうとか。

 

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