【Page5】8耐からも進化した’09年最終戦仕様

掲載日:2010年03月10日 特集記事カムは重い方がいい?    

記事提供/2009年11月1日発行 月刊ロードライダー 11月号
■Report/石橋知也 ■Photo/富樫秀明/柴田直行
■取材協力/ヨシムラジャパン TEL046-286-0321

カムは重い方がいい?~ヨシムラビッグバンカムとその理論~

8耐からも進化した'09年最終戦仕様

 

8耐からも進化した
'09年最終戦仕様

ビッグバンカムを採用した'09年ヨシムラGSX-R1000全日本最終戦仕様。残念ながら全日本チャンピオンは最終戦鈴鹿の第2レースの転倒で逃し、酒井大作はランキング2位(暫定)だったが、前述の8耐優勝など実りあるシーズンだった。マシンは'09年10月号で紹介した8耐仕様からさらに進化した。

 

 

フロントフォークはSHOWAのキットパーツでBPFタイプ(大径ピストン採用)。スプリングが下側に配置されるため、イニシャル調整もアクスル側。ディスクはφ290、305、320mmを使いわける。

トップブリッジは最近のMotoGPマシン同様に大きく肉抜きされ、横剛性を落とした仕様。8耐仕様の逆ウイングも同じ狙いだが、この形状ならさらにフルバンク付近でイン側にハンドルが切れるようになり、タイヤが逃げにくくなる。材質はアルミ。簡単にいえばトップブリッジがしなるのだ。

 


 


 

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