「漢ならカワサキに乗れ」のはじまり

男も女も熱くさせる男前なカワサキをチェック!

ライダーなら誰もが「男カワサキ」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。他のメーカーに比べて骨太なデザインが多いラインナップと、原付スクーターを生産しないという方針、そして何より流行に対してイージーな迎合せず、ある種唯我独尊を貫く姿勢が「男らしい」という評価の源となっています。この元となったのは、ネイキッドブームの火付け役となった、ゼファーのカタログにある「男ならカワサキに乗れ」というキャッチコピー。乗りやすさや親しみ易さを感じさせる文言のカタログが多い中、命令形で直球とも言えるゼファーのキャッチは強い印象を残し、元からあったカワサキの男らしい印象と結びつくことで、「男カワサキ」というイメージが生まれ、定着していったと言われています。とはいえ、個性豊かなカワサキ製バイクは女性にも人気が高く、男カワサキは男女ともに愛されているのは間違いありません。今回の特集では、男らしさに満ちたカワサキのラインナップの中から、比較的入手しやすいモデルを中心にピックアップ。貴方を熱くさせる、男前な1台を見つけてみませんか?

男なら乗りたい!カワサキ男車セレクション!

迫力あるスタイルと力みなぎるエンジンに惚れる!
Z2
Z2S

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男カワサキ永遠の定番、ゼッツー

カワサキといえばゼッツーという人もいるほど大人気のネイキッドモデル。当時の国内規制により900ccのZ-1のままでは発売できず、国内に適した仕様に再設計されています。空冷らしい豪快なエンジンフィーリングと、他にはない独特の存在感で男らしさを主張。カスタムベースとしての実力も高く、過激なパフォーマンスを追求することもできます。

GPZ900R
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エッジの効いたフォルムと走りに夢中

1984年の発売以来、20年近く発売されていた不朽のスポーツバイク、GPZ900R。ペットネームである「ニンジャ」と言えば、現行モデルよりあの尖ったカウルを思い出すライダーも多いはず。当時の世界最速という高いパフォーマンスも魅力ですが、ハリウッドの大作映画にも登場したほどの個性的なスタイルは、今のバイクにはない美しさがあります。

ZZR1100
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時速300km/hの世界を手に入れる

長らく世界最速の座に君臨し続けていた、カワサキフラッグシップの代名詞です。走行風を利用して過給するラムエアシステムにより、最大出力はなんと147PS。多くのライダーたちが世界最速のバイクに憧れました。今は中古価格が安定しており、日本国内の公道では使い切ることができないほどの性能を手元に置くことも夢ではありません。

ZRX1200R
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伝説を受け継ぐローソン・レプリカ

1980年代前半に、AMAロードレースで大活躍を見せたエディ・ローソンのZ1000。その雰囲気をまとったモンスターネイキッドとして復活したのが、ZRXです。低回転から発生する図太いトルクによる怒涛の加速感は快感のひとこと。また、曲線が多い現行ネイキッドの中で、直線基調の車体デザインにこだわった稀有なモデルとしても存在感があります。

ZX-12R
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最速戦争を戦ったメガスポーツの代名詞

1990年代に火がついた、世界最速を争う性能競争を戦ったメガスポーツ。GPレーサーの技術をフィードバックさせたモノコックフレームに搭載されるエンジンは、ラムエア過給により178psを発生しました。また、コーナーリングも非常に切れ味のある設定となっており、生半可なライダーでは実力を使い切れないほどのハイパフォーマンスマシンです。

ゼファー750
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日本の美が凝縮されたネイキッド

つい最近絶版車の仲間入りとなったゼファー750は、Z-2の正統後継機と呼べるバイク。カワサキ伝統の空冷4発エンジンと、「これぞ日本のバイク」と言いたくなるほどの美しさが魅力です。そのまま乗ってもカスタムしても様になるバイクはなかなかないでしょう。現在は人気のため中古価格が上昇中。早めに探さなければ、手に入りにくくなるかも?

ミドルならではの味わいの中に漢を感じろ!
ゼファー400X
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永遠のスタンダード・カワサキ空冷4発

1980年代に隆盛を極めたレーサーレプリカブームを、たった1車種で方向転換させてしまった名車ゼファー400のアップデートバージョンとも言えるのが、ゼファー400Χ。エンジンを4バルブ化したほか、サスペンションやブレーキを現代化していますが、先代モデルの雰囲気や良さはうまく残しています。乗りやすくて美しい、永遠のスタンダードです。

ZRX400
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水冷エンジンを積んだ戦うネイキッドマシン

どちらかというとレトロ志向のゼファーに対して、水冷4気筒エンジンを搭載し、より走行性能を重視したネイキッドがZRX400です。1970~80年代の市販車レーサーをほうふつとさせるスタイルと安定感のある走りは、当時のネイキッドの中では異色の存在でした。また、骨太なデザインは、男カワサキイメージにふさわしい存在感と言えるでしょう。

ZZR400
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ツーリングライダーの頼れる相棒

エアロダイナミクスを重視したフルカウルボディに、力強くて扱いやすい新設計の水冷DOHCユニットを搭載。兄弟モデルのZZR1100同様、ハイスピードツーリングを楽しむグランドツアラーです。他メーカーがツアラーモデルを次々に絶版としていく中、ライダーの期待にこたえ、近年まで生産されていました。中型ツアラーの傑作といえる一台です。

バリオス
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レプリカ譲りのエンジンが生む熱い走り

レーサーレプリカであるZXR250のエンジンをストリート向けにリセッティングして搭載した、速さを追求するスポーツネイキッド。15,000rpmを許容する高回転エンジンが、官能的なサウンドと走りを演出します。後継のバリオス2ではより街乗りに適した装備に変更されていますが、初代はポジションやエンジン特性も走りを徹底重視しているのが特徴です。

特集担当独断のイチオシな「男カワサキ」

現代のマッハ、ザンザスに痺れる

カワサキのバイクの中で男らしい1台を選べ、となるなら是非チェックしてほしいのがザンザス。4サイクル版マッハというコンセプトで開発されたザンザスは、異形ヘッドライトに独特のフレームを組み合わせたデザインが個性的。当時としては新しすぎるデザインでウケはいまいちでしたが、高回転域でのハードコアぶりは強烈。凡百のネイキッドでは味わえない加速と存在感は、今だからこそ味わう価値があるはずです! 
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特集では伝えきれない男カワサキの魅力

マッハやZなど伝説のバイクがいっぱい語りきれないカワサキワールドに飛び込もう

さて、足早に代表的モデルを紹介してきました「男カワサキ」特集はいかがだったでしょうか。もしかすると、「あのバイクが入っていないのはなぜだ!」と思われる方もいるかもしれません。実は男らしいカワサキ車はあまりにも多く、この特集だけでは収まりきらなかったのです。今回は比較的手に入りやすい高年式モデルを中心としていますが、他に魅力的な車両は他にもたくさんあります。これをきっかけに、魅力的なカワサキワールドをのぞいてみませんか?