ラジエターの守護神!! ヨシムラのコアプロテクターの画像

ラジエターの守護神!! ヨシムラのコアプロテクター

  • 取材協力/ヨシムラジャパン  撮影/柴田直行  文/石橋知也  構成/バイクブロス・マガジンズ
  • 掲載日/2018年3月28日

水冷エンジンの冷却系の要はラジエターだ。当然走行風が効率良く導かれる位置にあるから、弊害として飛び石やゴミなどでも空気と一緒に当たり、破損したり詰まったりしやすい。それに熱交換性が高いが、脆弱なアルミ製。だから、できればプロテクターを装着したい。でも、開口面積が減っては肝心の冷却性能が落ちてしまう。相反する要求を満たし、同時にカスタム度もアップ……。それがヨシムラの『Radiator Core Protector(ラジエターコアプロテクター)』なら可能だ。

独自のhexagonalパターンで保護性と冷却性を両立
ヨシムラのロゴが輝く凝ったメッシュデザイン

ラジエターの冷却水を通すチューブと、そのチューブを走行風で冷やすためのフィンは、材質がアルミだ。とくにフィンは非常に薄く、弱い。そして走行風と同時に、フロントタイヤが巻き上げた小石や、空気中のゴミなどがモロに当たってしまうと、簡単に曲がるし詰まってしまう。こうしたことから、ラジエターを守るためのプロテクターがあり、種々市販されてきた。

そのなかで、ヨシムラのラジエターコアプロテクターはちょっと特殊だ。メッシュパターンが一般的な6角形ではなく、高精度の亀甲(hexagonal:ヘキサゴナル)パターンで、これはちょうどYOSHIMURAの頭文字の“Y”字型パターンになっている。これは独自のデザインで、開口面積は一般的なプロテクターに用いられる6角形パターよりも両サイドで約11%、飛び石などが集中しやすくメッシュを細かくする中央部でも約26%も広い。通気性(冷却性能)を確保しながら、しっかり保護するための特殊なデザインなのだ。さらにヨシムラのロゴも配置される。こうしたメッシュパターンは、マスキングした以外の個所を精密に腐食させる、高度なエッチング加工によるものだ。材質は経年変化や腐食の強いステンレス(SUS304)。厚さは僅か0.8mmで軽量だ。本当に凝った設計・デザインで、これならラジエターも大丈夫! と思わせる逸品になっている。

ラジエター用だけでなくオイルクーラー用もラインナップ

ラジエターの守護神!! ヨシムラのコアプロテクターの画像

亀甲のY字型パターンがよくわかる。飛び石の多い中央部(右側)は細かく、サイド(左側)は粗くしてある。ヨシムラのロゴ部分は細かな6角形デザイン。実走行でのダメージや汚れを熟知した構成で、スタイリングも嫌味がなく、さりげなくアピールするデザインだ。

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車体に装着して左下正面部分には、製品ひとつひとつにシリアル番号(QRコード)がレーザーマーキングされている。どんな製品にも高性能・高品質であることへの責任を持つヨシムラの良心の証だ。マフラーなどのパフォーマンスパーツと同等の扱いで、ユーザーにはありがたい印だ。

ラジエターの守護神!! ヨシムラのコアプロテクターの画像

ラジエターサイドのメッシュパターンの比較例(あくまでイメージだが)。左がヨシムラの亀甲Y字型で、右が一般的な6角形。ヨシムラの方が、開口面積が広いのが良くわかる。保護性と通気性(冷却する熱交換性能)を両立するために、独自のデザインを生み出したのだ。

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ラジエターコアプロテクターは、専用ケースにも独自のメッシュパターンがデザインされていて粋だ。最新のZ900RS(2018)、Z900RS CAFE(2018)用で1万7,820円(税込)。各メーカーの250cc以上のほとんどの主力モデルに設定があるからうれしい(仕上げは機種用共通)。

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ヨシムラのコアプロテクターにはオイルクーラー用もある。写真はEARL’S用で、上がラウンドタイプ用、下がストレート用。いずれも10段用と13段用がある。また、人気車種別用に隼、GSX-S1000、GSX-R1000、ZRX1200、CB1100RS、MT-09 などがラインナップ。

ヨシムラジャパン

ヨシムラジャパン

所在地/神奈川県愛甲郡愛川町中津6748
電話/0570-00-1954
営業/9:00-17:00
定休/土曜、日曜、祝日

1954年に活動を開始したヨシムラは、日本を代表するレーシングコンストラクターであると同時に、マフラーやカムシャフトといったチューニングパーツを数多く手がけるアフターマーケットメーカー。ホンダやカワサキに力を注いだ時代を経て、1970年代後半からはスズキ車を主軸にレース活動を行うようになったものの、パーツ開発はメーカーを問わずに行われており、4ストミニからメガスポーツまで、幅広いモデルに対応する製品を販売している。