高品位で耐久性抜群のSSK製ドライカーボンパーツの画像

高品位で耐久性抜群のSSK製ドライカーボンパーツ

  • 取材協力/SSK  取材・撮影・文/森下光紹  構成/バイクブロス・マガジンズ
  • 掲載日/2018年2月21日

スポーツバイクをカスタムする上で重要な外装パーツは、機能性とルックスに大きな影響を与える部分だけに、その素材選びは慎重になるもの。SSKが提供するドライカーボンパーツは、極めて高品質で種類も豊富。その真髄に触れてみた。

ドライカーボンで製造されるSSKの外装パーツ
高い品質と豊富なラインナップが特長だ

バイクの外装パーツと言えば、以前はスチールやアルミ等の金属、そして様々なスタイルがデザインされるようになるとABS樹脂が一般的である。これはいわゆるプラスチックパーツで、大量生産が可能で安価であることがメーカー採用される大きな理由だ。その後、同じ樹脂パーツでも比較的簡単な設備で生産することができるFRP製パーツ(ガラス繊維を樹脂で固める)が外装パーツの主流として定着してきた。そしてそのガラス繊維から、より強度の高い炭素繊維に置き換えたのがカーボンパーツである。

カーボンと呼ばれるパーツは2種類あり、まずウェットカーボンと呼ばれるものは手法がFRP同様で、強度は増すが重量を抑えられないデメリットがある。そしてドライカーボンは、炭素繊維に樹脂を浸透させて型に貼り、加圧と加熱により成形するもので、その仕上がりはとても薄く、強度も飛躍的に向上する。

軽量で頑丈となれば、クルマやバイクのレーサーに採用されるのは当然のこと。SSKではそんなドライカーボンパーツに特化した、様々なスポーツバイクに適合するラインナップを持つメーカーなのである。

ドライとウェットの違いは、手に取ればすぐに分かる。ドライカーボンは信じられないほど軽く、しかも薄くて強度がある。そして何よりカーボンの織り柄が美しく、高品位であるのも特長だ。

同じパーツでも仕上げは艶ありと艶消しから選ぶことができ、炭素繊維の織り方も、市松模様に見える平織りと、ひとつ飛ばしで織り込んだ綾織りから選ぶことができる。つまり4通りの仕上げから選択することができるのだ。

代表的なドライカーボンパーツ装着モデルをチェック!

※表示価格は税込

高品位で耐久性抜群のSSK製ドライカーボンパーツの画像

カワサキのH2に適合するドライカーボンパーツ。すべてノーマルパーツから交換するだけのボルトオン。インナーサイドカバー(3万240円)、ラムエアーダクトカバー(5万4,000円)、タンクフロントカバー(2万7,000円)、タンクサイドカバー(1万7,280円)などがある (写真は綾織り・艶あり)。

高品位で耐久性抜群のSSK製ドライカーボンパーツの画像

スイングアーム周辺のパーツも、すべてボルトオンで装着可能。フロントスプロケットカバー(1万7,280円)、ステップのヒールプレート (8,640円) 、ドライブチェーンガード (9,720円) 、そしてリアフェンダー (2万4,840円) はノーマルよりもロングタイプとしている。唯一、スイングアームプロテクターは、現在試作段階である。

高品位で耐久性抜群のSSK製ドライカーボンパーツの画像

大きな個性的デザインのテールカウル(3万240円)も、ノーマルと同形状。ボルトオンで取り替えることができる。極めて薄いことが特徴のドライカーボンゆえに、超軽量かつ高耐久性。そして違和感のないシルエットとなっている(ステッカーは、ユーザーの好みで貼られたノンオリジナル)

高品位で耐久性抜群のSSK製ドライカーボンパーツの画像

BMWのスーパースポーツモデルS1000RR用の外装も多数ラインナップする。タンクトップカバー(2万7,000円)、タンクサイドカバー(3万8,880円)、フェアリングサイドパネル(3万4,560円)、そしてフレームカバー(3万7,800円)など。このフレームカバーはエンジンにより熱くなったフレームの熱を遮断し、低温火傷の防止効果もある。

高品位で耐久性抜群のSSK製ドライカーボンパーツの画像

同じくBMWのR1200RS用パーツもラインナップを拡充している。ガソリンタンクサイドカバー(4万8,600円)、フレーム部分のサイドカバー(1万9,440円)のほか、現在試作段階のフェアリングのサイドパネルとシリンダーヘッドカバーも、近日中にラインナップに加わる予定だ。

SSK

SSK

住所/茨城県龍ケ崎市川原代町5570-4 SSKビル
電話/0297-85-4031
営業/9:00-17:00
定休/土・日

2011年の設立以来、ドライカーボンとアルミビレットパーツを中心に、自社ブランドのパーツを企画、開発、販売している。また、海外製の質の高いパーツの輸入、販売も行なっている。商品はオンラインショップのほか、全国のバイク用品店などでも注文が可能だ。