250ccに本気!! 才谷屋ファクトリーの外装パーツの画像

250ccに本気!! 才谷屋ファクトリーの外装パーツ

  • 取材協力/EIGHT  撮影/木村圭吾  取材・文/淺倉恵介  構成/バイクブロス・マガジンズ
  • 掲載日/2018年2月22日

『才谷屋ファクトリー』から、新たにホンダ・CBR250RRのレース用カウルキットがリリースされた。レース用だけでなく、ストリート用パーツを含め、ミニバイクからビッグバイクまで膨大な車種を手掛けている才谷屋ファクトリーだが、なかでも中小排気量車のパーツラインナップが充実しているのが特徴と言える。ビッグバイクが人気を集めている中、なぜミドルクラスに注力しているのか? 才谷屋ファクトリー、その情熱の源流を辿る。

いま一番遊べるカテゴリーが250ccスポーツバイク
才谷屋ファクトリーがその楽しみ方を拡大させる

「250ccスポーツバイクは価格や車格が手頃で、エントリーユースには最適ですよね。それにカスタマイズの敷居も低くて、いじる楽しみの可能性が広い。ビギナーからベテランまで、幅広く楽しむことができるカテゴリーだと思います。

250ccスポーツバイクには、バイクを楽しむための要素が詰まっていて、自分はバイクが大好きですし、より多くの人にバイクを楽しんで欲しいと考えています。その楽しさをもっと広げたい、そう考えながらパーツを作っています」

そう語るのは、才谷屋ファクトリーブランドを展開する『EIGHT』の金田代表。中小排気量モデルのパーツ開発に積極的な理由は、金田さんの“もっともっとバイクを楽しんで欲しい”という想いが原動力になっているわけだ。最新アイテムであるCBR250RRのレース用カウルキットも、レースもバイクの楽しみ方のひとつという考えのもとに生み出されている。

才谷屋ファクトリーの人気商品のなかには、250ccスポーツバイクに、600ccや1,000ccクラスのスーパースポーツバイクのスタイルへコンバートするカウルキットがある。これこそ“楽しもう”という発想から生まれてきたパーツだ。

「自分が普通二輪免許ライダーの頃、やっぱりビッグバイクに憧れがありました。250ccクラスのマシンを、ビッグバイクのルックスに出来たら面白いだろうと考え、CBR250RR(MC22型)用にCBR600RRをモチーフにしたカウルを作りました。それが多くのユーザーさんから支持していただいて……。初代のニンジャ250R用のZX-6Rルックのアッパーカウルと、YZF-R25用のYZF-R1ルック外装も、ご好評をいただいています」

250ccスポーツバイク用パーツは、これからも続々と登場予定。発売されたばかりの新型ニンジャ250用のパーツもすでに開発に取りかかっている。才谷屋ファクトリーは、これからも気になるパーツが目白押しなのだ。

大注目の250ccスポーツバイク専用パーツをピックアップ!!

※表示価格は税込

250ccに本気!! 才谷屋ファクトリーの外装パーツの画像

新製品のCBR250RRレース用カウルは、HRC公認部品の認定を取得済み。HRCが主催するCBR250RRのワンメイクレース『CBR250RR Dream Cup』で使用が可能。また、『ST250』や『もて耐』など、様々なレースのレギュレーションに適合する。フルカウルはアッパー、サイドカウル(左/右)、アンダーカウルの4ピース構造。クイックファスナーverは白ゲル(5万4,000円)と黒ゲル(6万4,800円)。ビスverは白ゲル(4万9,680円)と黒ゲル(6万480円)。サイドスタンド使用不可。アンダーカウル後部を固定するファスナーはアンダーカウルステー(2,160円)に付属。※アンダーカウルステーは、HRCレースベースには不要。

250ccに本気!! 才谷屋ファクトリーの外装パーツの画像

シャープなスタンダードのフォルムを活かしながら、レース用のフォルムにモディファイ。レースユースには欠かせない脱着の簡易化も万全で、メンテナンス時の利便性が大幅にアップ。

250ccに本気!! 才谷屋ファクトリーの外装パーツの画像

レース用シングルシートは、スポーツライディングに最適化した形状が持たされる。HRC製シートカウルと比較して座面を15mmアップさせ、そこに10mm厚のシートラバーが取り付けられる仕様。シートカウル、シート台、シートベースの3ピース構造で、ステーとシートラバーが付属。白ゲル(3万2,400円)、黒ゲル(3万7,800円)。フルカウルとシングルシートが同梱されたフルキットは、クイックファスナーverの白ゲル(8万5,320円)と黒ゲル(10万1,520円)。ビスverは白ゲル(8万1,000円)、黒ゲル(9万7,200円)と、サービス価格が設定されている。

250ccに本気!! 才谷屋ファクトリーの外装パーツの画像

現在大ヒットしているNinja250R ZX-6Rレプリカ アッパーカウル。2008~12年のNinja250R専用品で、ノーマルのアッパーカウルと交換するボルトオン設計。アンダーカウルはノーマルがそのまま使用可能。ヘッドライトは別途2013~17年式のNinja250純正品が必要。白ゲル(2万4,840円)、黒ゲル(2万9,160円)、ライムグリーンゲル(2万9,160円)。YZF-R25をYZF-R1ルックにコンバートするR-1タイプ フルカウル(5万7,240円~)も大好評。

250ccに本気!! 才谷屋ファクトリーの外装パーツの画像

話題のニューモデル、Ninja250用パーツのリリースが決定。既に開発に着手しており、作業は急ピッチで進んでいる。ストリート用フルカウル&シングルシート、レース用フルカウル&シングルシート、フロントフェンダー、リアフェンダーなどをラインナップ予定。写真の人物が才谷屋ファクトリーを展開するEIGHTの金田哲幸代表。腕利のファイバー職人だ。

250ccに本気!! 才谷屋ファクトリーの外装パーツの画像

YZF-R25用レース用パーツは、フルカウル(5万5,080円~)、スクリーン(1万5,120円)、シングルシート(3万1,860円~)、タンクカバー(1万7,280円~)、フロントフェンダー(1万4,040円~)、リアフェンダー(1万8,360円~)、エンジンプロテクター(1万3,500円~)ほか、豊富にラインナップ。

250ccに本気!! 才谷屋ファクトリーの外装パーツの画像

ニンジャシリーズのパーツは充実。2008~12年式のNinja250R用、2013~17年式のNinja250用がそれぞれストリート用とレース用のパーツがラインナップ。フルカウルやシングルシート、ライトカバーや前後フェンダー、タンクパッド、フェンダーレスキットなどが揃っている。

才谷屋

EIGHT

住所/大阪府泉南市信達市場1014-1
電話/072-485-2130
e-mail/info@saitaniya-f.com

才谷屋ファクトリーをブランド展開するファイバー技術者集団。ストリート用、レース用を問わず、豊富なパーツラインナップを誇る。ミニバイクから輸入ビッグバイクまで、手がける車種の幅広さは圧倒的。ユニークでクオリティの高い、ファイバーパーツを次々と世に送り出している。