信頼の技術が生きる旭風防のウインドシールド『af(アフ)』の画像

信頼の技術が生きる旭風防のウインドシールド『af(アフ)』

  • 取材協力/旭精器製作所  取材・撮影・文/野岸泰之  構成/バイクブロス・マガジンズ
  • 掲載日/2018年3月14日

風雨や寒さ、虫などからライダーを守ってくれるのがウインドシールド。旭風防で知られる旭精器製作所が展開するウインドシールドのブランドが『af(アフ)』シリーズだ。確かな技術とこだわりで生み出される定番商品の魅力に迫ってみよう。

原材料から加工まですべて日本製にこだわる
真の『メイドインジャパン』品質を実現

バイクは身体がむき出しで走る乗り物だけに、風や雨など天候によってライダーはダメージを受ける。それを防いでくれるのがウインドシールドだ。

1955年創業の『旭精器製作所』は、半世紀以上にわたってウインドシールドを作り続けてきた信頼のメーカーだ。会社名は知らなくても『旭風防』と聞けば、その存在を思い出すライダーも多いことだろう。その昔、すご腕で知られたプレスライダーたちがこぞって旭風防を愛車に取り付けていたというエピソードを聞いたことがある人もいるかもしれない。

旭風防は、現在ブランド名を『af(アフ)』で統一している。製品には多くの種類があるが、代表的な定番商品ではスーパーカブなどのビジネスバイクや、スクーターに取り付けるウインドシールドがある。シールドを装着することで、胸や顔に直接風が当たらず、疲労の軽減や寒さの緩和、虫よけにもなるなど、ビジネスシーンや通勤・通学での利用に重宝されている。

同社のウインドシールドは樹脂の原料から加工まで、すべて日本製。加工精度の高さやゆがみの少なさ、透明度の高さなど、これぞメイドインジャパンというクオリティを誇っている。また、高品質と同時にスタイリッシュさをも兼ね備えている。

素材についても、抜群の強度を持つポリカーボネイトをはじめ、硬質塩化ビニールやPET樹脂など、必要とされる用途や製品の性格によって最適なものを選択。加工についても真空成型やプレス加工、射出加工など、それぞれの製品に最適な手法が用いられている。それが可能なのも、50年以上にわたってプラスチック加工を行なってきた経験の蓄積を持つ、旭精器ならではの特長だろう。

確かな加工技術が実現する高品質な製品の数々

※表示価格は税込

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ビジネスの現場で定番として需要が多い、スーパーカブ用のウインドシールド(CUB-03 価格10,584円)。材質はコストパフォーマンスに優れた硬質塩化ビニールを採用。大きめのシールドは顔や胸をカバー、さらにビニールの「タレ」付きのため手元に風雨が直接当たるのを防いでくれる。一日中走り回る銀行員などの間では、シールドのあるなしでYシャツの襟の汚れが違う、なんて話もあるとか。

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現行のホンダ・スーパーカブ50/110に対応するショートバイザー(CUB-08 価格9,936円)。ファッション性とスポーティさを兼ね備えたショートタイプで、タウンユースにもマッチする。材質は同じ厚みのガラスの約200倍もの強度を持つとされるポリカーボネイト樹脂を採用している。

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ポリカーボネイト樹脂を使用したウインドシールドは衝撃に強く割れにくいのが特徴。また、強度を保ちながらゆがみの少ない3次元フォルムを実現できるのだ。シールド越しに見た視界はとてもクリアで、ゆがみなどの違和感が一切ないことがわかる。

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ウインドシールドは基本的に車種専用設計で、取り付けはボルトオン。写真は現行のホンダ・リード125用(LE-23 価格11,664円)で、ヘッドライトからの光の反射でライダーが眩しくないよう、ブラックのドットプリントが施されている。スズキのアドレスシリーズやヤマハのシグナスXなど、各人気車種用もラインナップする。

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ウインドシールドのほか、手元を風雨や飛び石などから守るスタイリッシュなナックルバイザーもラインナップ。写真は汎用(HN-08 価格10,368円)となっているが、車種専用タイプもある。材質は弾力性と耐衝撃性を兼ね備えたPET樹脂を採用。取り付けはステーをミラーに共締めするタイプで、簡単に装着が可能だ。

旭風防『af(アフ)』

旭風防『af(アフ)』

旭風防の名で知られるスクリーンやキャリーボックスを製造販売するのが、1955年創業の株式会社旭精器製作所。「技術力とスタイリッシュデザインの融合」を掲げた製品の品質には定評があり、国内バイクメーカー純正品や官公庁でも多く採用されている。2014年にブランド名を『af(アフ)』に統一した。