プロトが扱うパーツで固めた
新世代ヤマハ・トリプル
ヤマハMT-09トレーサーは、MT-09をベースにツーリングシーンでの快適性をプラスした、扱いやすいサイズとマルチツールのような万能さが特徴のオールラウンド・スポーツだ。クロスプレーン・コンセプトから生まれた前傾3気筒エンジンは、低速からトルクの盛り上がりを感じる力強い特性を持つ。
トレーサーのエンジンや車体はMT-09と共通だが、防風効果に優れたフェアリングやブラッシュガード付きのハンドルによって、バイクのSUV的なモデルに仕上がっている。さらにトラクションコントロールや走行モード切り替えシステムによって、雨や狭い峠など、悪条件ですらライディングを安心して楽しめる。
そのスポーティかつオールラウンドな性格をさらに引き出し、トレーサーの魅力をスペシャルパーツで引き出した好例が、自社製品を含めた幅広いジャンルのパーツを扱うPLOT（プロト）のカスタムだ。
ライディングポジションの変更や、プロテクターやケースなどを追加することで、速さやスタイルだけでなく、日常の使い勝手やツーリングでの快適性を高め、ヤマハらしい素直なハンドリングをあらゆるシーンで楽しめるように作られている。
ヘプコ&ベッカーのサイドケースが旅ゴコロをそそる。バイクの持ち味をさらに引き出していくのがプロト流のカスタム。このトレーサーでは積載性やライディングポジションの自由度アップがポイント。
ハンドルやローダウンキットなどはプロトのオリジナル。ライディングポジションも変更。ヨーロッパ市場を主眼に置いたノーマルよりもハンドル幅を狭く、絞りを深くしている。さらにローダウンキットでシート高を下げ、小柄なライダーでも最適なライディングポジションに調整できるようになっている。
さらに各国で定評のある専門メーカーのパーツをチョイスすることで、よりトレーサーの魅力を引き出している。レースの世界で知られるMRAスクリーンやアクラポヴィッチのマフラーにはじまり、ヘプコ&ベッカーのケース類はBMWの純正指定品のメーカーとしても知られる。いずれも見た目の派手さよりも高い性能から選ばれたパーツばかりだ。
バグスターのタンクカバーやアクラポヴィッチのフルエキゾーストで精悍なイメージもプラス。もともと軽量なトレーサーだが、チタンサイレンサーなどで軽量化や運動性も大幅にアップ。
また人気アイテムのひとつ、バグスターのタンクバッグも、トレーサー専用の18リットルタンク用が登場。高級感あるレザーの風合いが楽しめる。
トレーサーのオーナーにとってはより快適に、そして「あと少し…」の希望をかなえてくれるアイテムが満載。トレーサーの購入を考えている人にとっては、ノーマルや純正アクセサリーだけではなく、カスタムパーツでより使い勝手を高められるという参考例になってくれるだろう。
万能モデルのトレーサーが
カスタムでもっと快適に
プロトのカスタムは、バイクのキャラクターに合わせたパーツ選びがコンセプト。トレーサーの場合はヤマハらしい素直なハンドリングを活かしつつ、ライディングポジションを調整可能にし、スクリーンの変更や追加で高速域での快適性を高めている。ツーリングケースで世界的に知られるヘプコ&ベッカーのケース・ガード類は、作りの良さや耐久性を考えると価格も大きな魅力。ドイツの旅行用スーツケースの名門、リモワのアルミケースにも注目だ。
住所／愛知県刈谷市井ヶ谷町桜島5
電話／0566-36-0456
営業／9:00-18:00（月曜?土曜）
国内最大級の二輪用パーツメーカー＆ディストリビューター。世界各国からさまざまな特色あるアイテムを輸入すると共に、同社の手によって開発されたオリジナルパーツも多数展開している。