Ninja250/400のスポーツ性を引き上げるOVER RACINGのスペシャルパーツ
掲載日/2018年7月31日
取材協力/オーヴァーレーシングプロジェクツ
写真/木村圭吾  文/淺倉恵介  構成/バイクブロス・マガジンズ
250スポーツブームの火付け役、カワサキのNinja250がフルモデルチェンジを果たした。さらに、基本コンポーネンツを共有し、ハイパワーな400ccエンジンを搭載したNinja400も同時に登場。その話題のモデルに向け、オーヴァーレーシングからスペシャルパーツが大量リリース。今回は、同社製パーツを装着したNinja250/400を走らせることができた。

注目のミドルスポーツNinja250/Ninja400用
スペシャルパーツがオーヴァーレーシングから登場

スペシャルパーツのエキスパートであるオーヴァーレーシングが、いまやミドルクラスの枠を越えスポーツバイクというカテゴリー全体から注目を浴びるカワサキNinja250/Ninja400用パーツをリリース。オーヴァーレーシング製パーツで、Ninjaの走りはどう変わるのか? 実走インプレッションをお届けする。

まずはNinja250。スリップオンマフラーにセパレートハンドルとバックステップ、フレームスライダーが装着されている。走行前にマシンに跨ると、ポジションが実に素晴らしい。何が素晴らしいかといえばハンドルだ。ノーマルハンドルは上半身の前傾が緩く、リラックスできるのは良いのだが、いかんせんハンドル位置が高すぎる。マシンのデザインはスーパースポーツのそれなのに、乗車姿勢はまるで実用車だ。オーヴァーレーシングのスポーツライディングハンドルキットは、ハンドル位置がやや低め。上半身が適度に前傾し、攻める走りにはコレだと思わせてくれる。適度にバック&アップしたステップ位置との相性も抜群にいい。アルミ削り出しで作られたステップは剛性も高く、節度あるシフト操作も気持ち良い。

スポーツライディングハンドルキットは、ノーマルハンドルと交換するだけで、スポーティなポジションを実現。アルミ削り出し製ならではの、質感の高さも魅力。

スリップオンマフラーは、歯切れの良いツインスポーツらしい音質が心地よく響く。アイドリングからレッドゾーンまでフラットに吹け上がるのだが、やはり本領を発揮するのは高回転域。10,000回転をキープして走るのが、なんともエキサイティングだ。天井知らずに吹けようとするので、レブリミットさえなければピークパワーは、さらに伸びるハズだ。

続いてNinja400。250と同様にスリップオンマフラーとセパレートハンドル、バックステップ、フレームスライダーが装着され、さらにスイングアームも交換されている。エンジンを始動させると、排気量の分だけ太く低い排気音を奏でてくれる。もちろん、周囲に迷惑を振り撒くような大音量ではなく、政府認証マフラーとして車検対応の範疇に収まっているのはNinja250と同様だ。

マシンに跨りクラッチを繋ぐと、排気音の太さが物語るかのように一段階上手なトルクが、マシンをグッと前に押し出してくれる。この余裕こそが、やはり400の魅力。回して楽しむ250に対し、全域でトルクが太い分だけ走らせるのがラクだ。そして、オーヴァーレーシングのスリップオンマフラーの効果で、着実にパワー感が向上している。

だが、このNinja400で何よりも驚いたのがスイングアームの効果だ。最初のコーナ進入時のブレーキングで、マシンの安定感が大きく向上していることが感じられた。そこからマシンをバンクさせていくと、リアタイヤがしっかりと路面にグリップしていることが手に取るようにわかり、絶大な安心感がある。クリッピングポイントを過ぎ、スロットルを開けていくとマシンはグリグリと向きを変える。Ninja250/400は元々二次旋回が良好だが、その美点がさらに高まっている。剛性アップにより、高速道路での直進安定性も上がっていた。

やたらと安心、安定という言葉を並べてしまったが、決して鈍重になったのではないことは強調しておきたい。とにかく、マシンの挙動の節度と剛性感が高く、ライダーがどんなアクションをしても、受け止めてくれる懐の深さを感じる。どんどんペースが上がり、積極的に攻め込んでいける。このスイングアームは、掛け値なしに凄い。

スイングアーム TYPE-7 価格13万5,000円(税込)
80×40mmの極太「目の字」断面7N01アルミパイプを使用。純正ホイール、タイヤサイズ対応。純正チェーンカバー装着可能。スタンドフックカラー付属。Ninja250用、Ninja400用をラインナップ。

ノーマルのスチール製スイングアームの重量約5.5kgに対してオーヴァーレーシングのアルミ製スイングアームは約3.8kg。その差は1.8kg弱、この違いは大きい。バネ下重量の軽減は、サスペンションの性能をダイレクトに引き上げる。だが、重量差だけで、これほどハンドリングに差が出るものだろうか? 自分も様々カスタムバイクを走らせてきたが、これほどの変化は覚えがない。その疑問をオーヴァーレーシングのスタッフにぶつけてみたところ、バネ下重量の軽減による効果はもちろんのこと、スイングアームの剛性バランス変化によるものではないかとの答えが返ってきた。

オーヴァーレーシングのスイングアームは、単純に強度を上げているわけではなく、適度な“しなり”を持たせることを意識しているという。軽量化、剛性アップ、そして“しなり”。そうした要素の相乗効果で、劇的な走りの変化を生み出しているのだ。自分がNinja400を買ったなら、まずオーヴァーレーシングのスイングアームを装着したい。安くはないパーツだが、値段だけの……いや、値段以上の価値があるパーツだ。

クラスを超えた質感の高さが
マシンの魅力を加速させる

オーヴァーレーシングは、マフラーやビレットパーツ、ホイールからオリジナルフレームに至るまで自社生産を行なう総合パーツメーカー。だからこそ実現しているのが、幅広いジャンルのパーツ展開。オーヴァーレーシングのパーツだけで、まるまる1台のカスタムマシンを作り上げることも可能だ。ここでは、Ninja240/Ninja400用スペシャルパーツを一挙に紹介する。

TT-Formula RS+PRO フルチタンスリップオン 価格9万5,040円(税込)

真円のサイレンサー前方から異型5角断面のテールエンドまで、シェルが三次元曲線を描く新型サイレンサーを採用したフルチタンスリップオンマフラー。重量はノーマル3.7kgに対し2.1kgと超軽量。Ninja250用、Ninja400用をラインナップ。政府認証マフラー。

TT-Formula RS フルチタンスリップオン 価格8万1,000円(税込)
スリップオンマフラー。フルチタン製で超軽量。Ninja250用、Ninja400用をラインナップ。政府認証マフラー。

TT-Formula RS+PROとTT-Formula RSのサイレンサーは、テールエンドの断面がオーヴァーレーシング独自の異型5角断面形状。加工の難しいチタンをプレス成型したもので、オーヴァーレーシングの高い技術力を表している。

フルエキゾーストもラインナップ。TT-Formula RS+PRO フルチタン2-1(価格16万7,400円・税込)。TT-Formula RS フルチタン2-1(価格14万9,090円・税込)。TT-Formula フルチタン2-1(価格14万0,400円・税込)。それぞれNinja250用、Ninja400用をラインナップ。政府認証マフラー。

BACK-STEP 4ポジション シルバー 価格6万2,640円(税込)
Ninja250/Ninja400対応。40mmBACK/50mmUP、40mmBACK/60mmUP、30mmBACK/50mmUP、30mmBACK/60mmUPの4ポジション可変式。純正ブレーキホース、純正リアブレーキマスター、純正ブレーキランプスイッチ対応。正/逆チェンジ対応。ABS車対応。

BACK-STEP 4ポジション ブラック 価格6万4,800円(税込)
仕様はシルバーと同一でブラックアルマイト仕上げ。

スポーツライディングハンドルキット
写真のブラック(価格4万3,200円・税込)のほかシルバー(価格4万2,120円・税込)もアリ。Ninja250/Ninja400対応。スペーサーを入れ替えることで、ハンドルの高さをノーマル比-5mm/-15mmの二段階で調整可能。ハンドル絞り角片側5度。ハンドル幅調整696mm~719mm(バーエンド部)。ノーマルブレーキホース、ノーマルケーブル対応、ノーマルスイッチボックス対応(穴あけ加工済み)。

ノーマル比-15mmのハンドル位置。

ノーマル比-5mmのハンドル位置。

レーシングスライダー
写真のブラック(価格2万2,680円・税込)のほかシルバー(価格2万円・税込)も揃う。万が一の転倒時に、マシンのダメージを軽減するスライダー。アルミ削り出しのベースと、ジュラコン製スライダーコーンで構成。左右セット。取り付け時に、カウル加工が不要なボルトオン設計。

BRAND INFORMATION

住所/三重県鈴鹿市国府町石丸7678-5
電話/059-379-0037
営業/09:00-19:00
定休/第2・4土曜日、日曜日
1982年創業の老舗のパーツメーカー。ミニバイクからビッグバイク、クルーザーにいたるまで、幅広い車種に対応するパーツをラインナップする。マフラーを始め、ステップなどビレットパーツや、スイングアームなどのシャシー用パーツ。ホイールまで自社生産する高い技術力を誇る、総合バイクパーツメーカー。

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