取材協力/ノジマエンジニアリングプロト 取材・写真・文/木村 圭吾 構成/バイクブロス・マガジンズ編集部

掲載日:2012年8月30日


装着されているマフラーは 『DLC-TITAN FULL-EX TWINTAIL』 だ。チタン素材のアウタースリーブを高硬度のDLC加工により、傷に強く深みのあるブラックとした左右2本出しタイプで、右側1本出しタイプもラインナップされている。チタン独特の焼け色も魅力のひとつ。

 

プロト

住所/愛知県刈谷市井ヶ谷町桜島5
電話/0566-36-0456
営業時間/9:00~18:00(月曜~土曜)

国内最大級の二輪用パーツメーカー&ディストリビューター。世界各国からさまざまな特色あるアイテムを輸入すると共に、同社の手によって開発されたオリジナルパーツも多数展開している。

異形2灯式のヘッドライトを備え、アグレッシブさを感じさせる存在感たっぷりのカワサキ 『Ninja 1000』(ニンジャ1000)。しかし跨ってみるとライディングポジションは緩い前傾となり、日常的なストリートユースからスポーツ走行、そしてツーリングまで、幅広くカバーする平均点の高いモデルだ。

 

 

“使い勝手の良さ” がニンジャ1000 の特徴ではあるが、だからこそ、ノーマルでは少々物足りなさを感じさせるパワー特性とも言える。「わかってはいるけど、もう少し上が欲しい…」と感じているユーザーも少なくないだろう。

 

そのニーズに応えるのが 『ノジマエンジニアリング』 からの提案、エキゾーストラインのリプレイスだ。最も注目すべきポイントは、マルチエンジンのエキゾーストパイプ集合部を螺旋状にした、独自開発の 『スパイラルコレクター』 だ。写真の 『DLC-TITAN TWIN TYPE-SC』 にも採用されており、これによってライダーは “4-1” ならではの重低音と官能的なフィーリングを体感できる。これはあくまでもストリートユースを前提としおり、低中速から高回転域まで、その出力特性の違いは数値上だけのものではなく、ほとんどのライダーが感じることができる仕上がりとなっている。このマフラーに交換することで Z1000 にも肉薄するほどのピックアップの良さと吹け上がりを実現しているのだ。また、フルチタンによる大幅な軽量化を実現し、もちろん排ガス・騒音規制もクリア。

 

GPメカニックの経験を持つ、野島英俊氏率いるノジマエンジニアリングは、ZRX1100 で鈴鹿8耐、Z1000、ZRX1200 でのサンデーレースへの参戦でカワサキとは縁のあるレーシングコンストラクターであり、マフラーを中心としたパーツメーカーでもある。それらのパーツ群をより多くのユーザーに届けるため、オートバイ部品・用品の総合取り扱いメーカーであるプロトから発信しているというわけだ。

 

他にもプロトでは、ワークスマシンにも多く採用されている 『アクラポヴィッチ』 や、ドラッグレースシーンをメインに装着率の高い 『バンス&ハインズ』 など、海外メーカーの製品も輸入元として取り扱っている。

 

VANCE&HINES
URBAN BRAWLER S/O BLK Z1000 10-11

オープン価格

 

AKRAPOVIC
スリップオン TWIN MEGAPHONE チタン Z1000/SX 10-12

メーカー希望小売価格 ¥71,400(税込)

マフラー、ブレーキ等をパフォーマンスアップ。愛車の性能をさらに引き出す。機能性と共にルックスの向上も果たせるところが大きな魅力。

カーボン、アルミビレットパーツ等に交換することで愛車を個性的にドレスアップ。フロントフェンダー、スクリーン、アンダーカウル等の外装、スライダー、アクスルプロテクター等のガード類の装着で、存在感のあるルックスに。

HEPCO&BECKER製のハードケースは積載量のアップはもちろん、専用ステー、ロックシステム等確実で安心なパッケージングが可能。ローダウン化により足つき性も向上し、街乗りやツーリングでも安心感が向上し、ゆとりが生まれる。