多機能で高性能なミッドランドの「BT NEXT PRO」活用術
取材協力/MIDLAND  取材・文/野岸泰之  写真/堤 晋一  構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
掲載日/2017年4月28日

今やバイクライフの必需品といっても過言ではないくらい、ライダーの間で重宝がられているアイテムがインカムだ。多くのメーカーからいくつもの機種がでているだけに、どれを導入したらいいのか迷っている人も多いことだろう。その中で今回注目したのがミッドランドのインカムの中の最上位機種である「BT NEXT PRO」だ。他社にできない多くの機能を備えた当モデルの機能を使いこなせば、ツーリングやライディングをより楽しめること間違いなし。BT NEXT PROは実際にどんなことができて、どんな楽しみをもたらしてくれるのかを、先ごろ開催された東京モーターサイクルショーのミッドランドブースで現物に触れながら、その魅力を探ってみた。

FEATURE

「聴く、話す」だけじゃない!?
先進技術が実現した多機能・高性能インカム

まず最初に知っておきたいのが、ミッドランドのBT NEXT PROには「インターカムモード」と「グループ通話モード」という2つのモードがある、ということ。インターカムモードとは、本体のボタンに割り当てた個別のライダーと話すことができる。ちょうどテレビのリモコンのようなもので、Aボタンは先頭を走る友人、Bボタンは最後尾を走る友人など、あらかじめ登録しておけば、ワンタッチでその人物を呼び出し、その人とだけ話すことができる。グループ全員でインカムをつなぐと、ある特定の人だけがしゃべり続けるのを延々と聞かされる、なんて場合があるが、このモードを使えばそんな心配は無用だ。ミッドランド製インカム3台に加え、他社製のインカムも2台まで接続することができるので、友達が違うメーカーのインカムを使っていても話せるのが嬉しい。

もう一つのグループ通話モードでは、全員がつながり、聞いたり話したりできる。これだとグループ全員の意思疎通が簡単なため、休憩や給油のタイミングを話し合ったり、誰かにトラブルが発生した場合などに便利。このモードではタンデムライダー4人を含む、最大8人まで通話が可能。ちなみにインターカムモードとグループ通話モードは、ワンタッチで切り替えることができる。

東京モーターサイクルショーでミッドランドブースを彩った美女たち。

さて、基本を押さえたところでBT NEXT PROの便利な機能を説明しよう。まずオススメしたいのが「ステレオブレンド機能」。これは、インカムで相互に通話しながら、それぞれ個別に好きな音楽やナビの音声などを聞ける、というもの。音楽好きの人ならミュージックプレーヤーやスマホから音楽を、道案内が不安な人はスマホのナビアプリや接続対応ナビからの音声を常に流しておくことが可能。ステレオ音声なので音質は抜群で、通話が開始されると自動的に音楽などのボリュームは下がるしくみとなっており、ストレスなく会話や音楽を両方楽しめる。スマホ2台をBluetoothで接続し、2台同時に再生することが可能で、1台は音楽、1台はナビ、といった使い方もできるのだ。ステレオブレンド機能はインターカムモード時はもちろん、グループ通話モードでも使えるので、4人で通話しながらそれぞれが個別に音楽やナビを聞くことができるというわけだ。自由度の高いステレオブレンド機能は、個人の楽しみを尊重しながらコミュニケーションもしっかり確保できるという、かなり便利な機能と言える。

BT PROシリーズは音質がいいことでも知られる。ブースにはそれをアピールするポスターも。

BT NEXT PROのもう一つの便利な機能が、通話しているライダーと、ナビの音声を共有できること。たとえば前を走るライダーがBT NEXT PROとスマホを接続し、ナビアプリを使っているとする。この機能を使ってナビの音声をシェアすれば、後ろを走るライダーはナビがなくても「300m先を左です」などの案内音声を聞くことができるのだ。この場合シェアしたナビの音声はモノラルとなるものの、一緒に走る際にとても安心できる機能と言える。ちなみにこの機能を使えば、グループ通話の際にBGMを共有することもできる。

さらに便利なのが、スマホアプリ「BT TALK」に対応している点だ。BT TALKを使うと、通話人数、距離ともに無制限で話すことができる。つまり世界中の人と何人でもつながって話せるのだ。例えるならLINEのグループ通話のようなもので、これはインカムとしては従来の製品にはない画期的な機能だ。そしてこのとき、インターカム通話モードを併用できるのも大きな特徴。つまり、別々の地点を出発した友達とどこかで合流する、なんて場合に、近くで一緒に走っている友達とインターカムモードで話しながら、遠くから出発した別の友人ともBT TALKを介して話ができるというわけだ。

もともと高音質だったBT NEXT PROだが、このたび別売りオプションとしてHiFiスピーカーが登場。従来品に比べ、厚み、直径ともに約30%アップすることで、より重低音が楽しめるようになったことも見逃せない。便利で楽しい機能が満載のBT NEXT PROは、あなたのバイクライフをより豊かで楽しいものにしてくれる頼もしいアイテムだ。

ブースには実物のインカムやアクセサリーを展示。実際に試すことができて来場者にも好評だった。

PICKUP PRODUCTS

多彩なラインナップと
魅力的なオプションの数々

ミッドランドのインカムはBT NEXT PROだけでなく、数多くのラインナップが揃っている。東京モーターサイクルショーのミッドランドブースでは、実物に直接触れてその魅力を体験できるということで、多くのお客さんでにぎわっていた。ここではインカムの各ラインナップや別売りオプションのほか、使い方をわかりやすくまとめた小冊子の中身などを詳しく紹介しよう。

※すべてのBluetooth機器との接続を保証するものではありません

01東京モーターサイクルショーではBT NEXT PROの機能をわかりやすく解説した小冊子が配布された。さっそく中身を見てみよう。

02インターカムモードではミッドランド製インカム3台、他社製インカム2台と接続可能。それぞれとワンタッチで話せる。

03グループ通話モードではタンデムライダーを含め、合計8人までみんなで通話が可能。それぞれ個別に音楽などを楽しめる。

04通話をしながらそれぞれ音楽やナビの音声などを聞けるステレオブレンド機能を搭載。パソコンソフト「BTUPDATER PRO」を使えば詳細な設定が可能。

05ナビの音声をシェアできるので、一緒に走っていても曲がり角などルートがわかって安心。もちろん同時に通話もできる。

06個別通話のインターカムモードとグループ通話モードはボタンを押すだけで簡単に切り替えが可能。FMラジオや携帯電話の応答ができるフォーンモードへの切り替えもワンタッチ。

07付属のアクセサリーは豊富で、ほとんどのヘルメットに対応。また、別売りオプションを使えばさらに高機能で快適に使用できる。

08スマホアプリ「BT TALK」を使えば、使用可能距離、人数が無制限で、遠くの友人とも会話が可能。近くで一緒に走る友人とはもちろんインターカム通話で話せる。

09最上位機種となるBT NEXT PROは同時通話最大8人。ミッドランド社製インカム3台、他社製インカム2台、携帯電話2台と接続可能。2台間の最大通話距離は1,600m、連続通話時間は20時間。

10ベーシックモデルのBT X1 PROは同時通話最大2人。ミッドランド社製、他社製インカムともに1台、携帯電話2台と接続可能。2台間の最大通話距離は300m、連続通話時間は20時間。

11ミドルクラスモデルのBT X2 PROは同時通話最大4人。ミッドランド社製インカム2台、他社製インカム1台、携帯電話2台と接続可能。2台間の最大通話距離は1,000m、連続通話時間は20時間。

12別売りオプションの「BTTボタン」を装着すれば、スマホアプリ「BT TALK」を走行中でも安全に使用できる。

13オプションのHiFiスピーカー。従来より厚みが約33%アップ。バイク専用にチューンされ、より迫力ある低音を楽しめる。

※ブレーキライト(特許庁意匠登録済)、BTTボタンとBTTALKアプリの距離・人数無制限(特許登録申請済)

BRAND INFORMATION

MIDLANDは、イタリア・ミラノから世界40ヵ国以上に展開している無線通信機器のリーディングカンパニー。その歴史は40年以上を数え、業務用から個人利用まで利用環境に合わせた最適な機器の開発を続けている。
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