『G’LUX Motoring』代表の相崎将輝さんは、10代の頃からバイクや車の販売に携わってきた人物だ。当時から独立志向は強く、将来を見据えてバイク業界へ足を踏み入れた。
「中学校を卒業してすぐに、アメ車屋のバイク部門で販売や整備に携わってきました。それまでは原付や中型のバイクにしか興味がなかったのですが、18歳の時にロサンゼルスにある支店で働くようになり、ハーレーなどを輸出していくなかで、自然に大型バイクに興味を持ち始めました。いわば『G’LUX Motoring』の原点ですね」
20歳になる頃には一度バイクから離れ、自動車の中古販売店に転職。毎月1人で平均25台を売り上げ、忙しいなかでも必然的に接客に対しての考え方や、店舗の方針など、独立するための基礎を吸収したのだそう。
「自動車販売店で培った接客力を弊社に導入することで、他店にはないスタイルを確立できていると思います」
ユーザーは30~50代の男性がメインだ。豊富な知識を持つベテランライダーだけでなく、ビギナーの来店も少なくない。ネット販売にも力を入れており、オーダーは日本全国から。しかし、メールや電話でのやりとりは顧客の顔が見えない。だからこそ、対応や店舗づくりに力を注いでいる。グーバイクのユーザーレビューを見ると高評価が非常に多く、いかに同店が接客に力を入れているのかがわかる。
「私のモットーはお客様との信頼を築くこと。写真が欲しいと言われれば百枚単位で送りますし、メールでの質問にはすぐに返答します。また、ネットでバイクを購入する際、わざわざお店に足を運ばなくてもいい反面、どんなお店か分からない。だからこそ弊社をネットで調べた時に安心してもらえるよう内装にもこだわりました。最高のバイクがあって店内も整理されているからこそ、お客様から信頼を得られるものだと考えています」
同店は接客だけでなく整備にも力をいれている。店舗から少し離れた場所に自社整備工場を完備。国内バイクメーカー正規ディーラー店で働いた経歴を持つメカニックが、動作確認、走行テスト、車両クリーニングなど、細かな点検を繰り返し行ったうえで販売をするのだ。
「いくら安くても故障ばかりだと意味がない。いいバイクを仕入れて、しっかり整備をしてからお客様に提供することが一番だと思っています」
痒いところに手が届くサービスや懇切丁寧な接客など、同店の魅力はすべて相崎さんの人間性にある。常にユーザー目線を持つからこそ、全国のライダーに愛される販売店となっているのだ。ただバイクを購入するだけではない、最高のおもてなしを受けられる『G’LUX Motoring』。愛車を探しているライダーに、ぜひ注目してほしいショップだ。
ネット通販をメインに運営しているため、日本各地に顧客がいるジーラックス。アフターフォローにも力を入れており、納車後1ヶ月以内にエンジンやミッションなどに初期不良があった場合、日本全国どこでも無料で保証対応を行ってくれる。しかも、同店や指定の工場などに修理を持ちこむのではなく、近くのバイクショップに依頼してもOKとのこと。
「もちろん整備や点検をしてから納車をしますが、せっかくバイクを購入したのに、エンジンやミッションがすぐに壊れるなんてあってはならないことです。初期不良はほとんど対応しますので、万が一、何かあった場合は連絡をしてほしいです」
相崎社長がジーラックスを創業してから一貫して守り続けている『お客様の信頼を得ること』が垣間みえるサービス内容である。