レトロ・バイクグラフティ第9回 SUZUKI HOPPER 50(スズキ ホッパー 50)1971年

掲載日:2019年06月07日 レトロバイク・グラフティ    

イラスト・文/藤原かんいち

レトロバイク・グラフティ タイトル画像

レトロ・バイクグラフティ第9回 SUZUKI HOPPER 50(スズキ ホッパー 50)1971年

自由気ままにピョンピョン跳ね回りたくなるレジャーバイク

基本的に写真などを見て「これ面白い!」とか、単純に「描いてみたい!」と直感で感じたバイクを描いている。見た目で選ぶことがほとんどだが、そこから詳細を調べて行くと意外な背景を知ることがあり、1度に2度楽しめることがある。今回のスズキのホッパーはそんなバイクだった。

まず目を引くのは、ガソリンタンクと車体を一体化したボッテリボディと、そこに並ぶ3つのマル。右側の一か所はキーのシリンダーとして使われているが、ほかは実用性はあまりなくデザイン的なもの。しかしこの3つのマルが、ホッパーのいいアイコンになっている。これを無駄と見るか、遊び心と見るか? 人それぞれだけど僕は好きです。

また小さくて太いタイヤ、アップ気味のハンドル、フロントフェンダー、マフラーなどを見ると、スピードよりも楽しむことが優先されているのがわかる。英語で“HOPPER”はピョンピョン飛ぶものや虫、あちこち飛び回る人という意味がある。まさに、小回りを利かせて、デコボコの河原を走ったり、複雑に入り組んだ路地裏を走り回ったり、そんなシーンが目に浮かぶ。

実はこのホッパー、車に積めるレジャーバイクとして登場したホンダのモンキーに対抗してスズキが発売したバイク。こう見えてハンドルは折りたたみ式、3段階で高さ調節も可能、さらにシートの高さもダイヤルで調整できるという優れもの。ポップなスタイリングなのにレジャーバイクの機能を兼ね備えた、ハイレベルな原付なのだ。当時はあまり売れなかったらしいが、いま乗っていたら注目の的になれる……かも(笑)。

スズキ ホッパー 50 スペック
  • ■サイズ/全長 1340mm×全幅 700mm×全高 880mm ■車重/62kg ■エンジン/空冷 2ストローク単気筒 ■排気量/49cc ■最高出力 3ps/6000rpm ■最大トルク/0.37kgf・m/5500rpm ■変速機形式/リターン式・3段変速

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索