F.T.W. SHOW 6th.

掲載日:2012年05月18日 トピックス    

文・写真/STREET RIDE編集部
取材協力/F.T.W. SHOW 開催事務局

RED HOT MOTORCYCLESが79’ヤマハDT250をベースに製作した“Hawaiian Loco Boy”。Congratulations, Mr. ADACHI!

晴天に恵まれた5月13日。今年で6回目を迎えるF.T.W. SHOWがグランメッセ熊本で開催された。国産/海外、そして二輪/四輪問わずオールジャンルの車種が並ぶ会場内には、九州はおろか全国からモーターファンがビルドアップ。チョッパーから“ウォンウォン系”と称されるスーパースポーツカスタム、ホットロッドカーに至るまで、スキモノにはたまらない空間が広がる一方で、連れや子供たちが退屈しないように、ぬり絵コンクールやピンストライパーの実演など催しも豊富に用意された。また、場外では10000cc(!)のドラッグレーサーや、二輪のバーンナウト大会など、鼓膜をつんざくド迫力のパフォーマンスも展開。こうしたアメリカンスタイルを取り入れたイベントメニューに、居心地の良いフレンドリーな空気感がこのショーの魅力ともいえる。それでは南の雄、F.T.W.の全貌をドーゾ!

フォトTOPICS(写真点数/47枚)

会場となったグランメッセ熊本。朝9時というカスタムショーでは比較的早い入場にも関わらず、既に長蛇の列が出来ていた。

入場口では女の子たちがイベントパンフレットを配布。老若男女の垣根のないイベントスタンスがそこかしこで見て取れる。

鹿児島県出水のRALLY CYCLEによるSRチョッパー。ブラックでまとめた車体にはゴールドラインや真鍮パーツがアクセントに。

グラマラスなキャンギャルと、得意のアメリカンカスタムを引っ提げてエントリーを果たしたのは、福岡県大牟田のSAMURAI。

各ショップの世界観が表現される出展ブースもショーの醍醐味だ。小石を敷き詰め、純和風に作り込まれた独創的なスペース。

ジャンル問わず、あらゆるバイクが出展されるF.T.W.。小排気量車のカスタムは、西海岸でも密かな盛り上がりを見せている。

セブンティーズスタイルに仕上げたロングフォークは福岡SNUGのマシン。シートとシッシーバーのストラクチャーが秀逸。

南の“顔”的存在のJUNK YARD。サーフィンとミュージック、そしてバイクを融合した独自のスタイルを持つショップである。

既存のアメリカンカスタムの概念を覆す、福岡県朝倉のH.B.Cが手掛けたDS1100。デザイン、作り込みともに圧巻である。

タンクからシートレール、そしてリアエンドへのモールディングがポイントのXS650は、プライベーター山畑さんのバイク。

1942年式トライアンフ3HWもプライベーター松永さんの車両となる。ブラックカラーでまとめ精悍な印象に仕上げられる。

ショベルヘッドとSRの2台を持ち込んだJesus cyclesの木下さん。ハンドメイドで丁寧に仕上げたシートカウルがポイントだ。

滋賀から全国のカスタムショーへ精力的に出展するCUSTOM WORKS ZON。ご覧のスペシャルEVOは現在FOR SALE。

多くの来場者で賑わうが、広々とした会場内にセッティングされたショーバイクは比較的落ち着いて細部まで見ることが出来る。

2連ヘッドライトが個性となるパンヘッドは、鹿児島のSWALLOW TAILによるもの。ハイバックシートが雰囲気を盛り上げている。

鹿児島の鉄馬輪業が手掛けたSRカスタム。ショートカットしたウインドシールドやナセル、シート周りなど見所満載の一台。

国内はおろか、今や海外でもその名を馳せるピンストライパー、Mr.G。たくさんのオーダーを精緻かつ手際よくラウンドアップ。

出展ブースと2台のカスタムで、自身の世界観を表現した“彩蓮”。タンクと統一したパネルデザインに、プロの拘りが現れる。

長崎県諫早のNO LIMIT。この手のスーパースポーツカスタムに定評あるショップだけに、ひと際フリークの注目を集めていた。

飲食ブースは終日大盛況。耳をつんざくバーンナウトをBGMにランチタイムという、まさにアメリカンなシチュエーションを堪能。

アメリカン専科の大分県宇佐のYENTOWNが持ち込んだマシン。アワード常連のショップなだけに、確かな作り込みで形成。

福岡県遠賀のVIDA MOTORCYCLEのショップカラーが投影されたツインカム。タンクからリアエンドへのラインが肝となる。

ムーンアイズの広報松浦さん(左)と、“SHIGE”菅沼社長も横浜から来場。世界中を飛び回る軽快なフットワークはサスガです。

ジンギーズがリリースする米国製アメリカンガレージ・トレーラーも展示。普通免許で運転可能な“夢の城”はいかがだろう。

クオリティ確かなカスタムに、オリジナルパーツも展開する名古屋のMOTOR ROCK。技術屋のプライドを濃縮したアイテムを披露。

64’FORDファルコンで、東京から自走のイラストレーター中沢ヨシオさん。出展ブースではサインやファンとの撮影も実施。

四輪の展示もF.T.W.ならではだ。ホットロッドやご覧のビートルなど、多岐に渡る車種がファンのハートを鷲掴みにしていた。

どこか“和”のテイスト漂うバイクを展開する広島のカスタムファクトリーBB。今や海外からもその動向が注目された存在だ。

ハーレーでなく敢えてロードスターを素材にメイクした流麗な一台は、福岡のRATS NESTが担当。見るほどに惹き込まれる造形だ。

世界的カスタムショー“AMD”でチャンピオンの座を手に入れた大阪TAVAX ENGINEERING代表によるトークショーも行われた。

SOULCYCLEZ製作のカワサキGPZ1100。マッドブラックにライトオーナメントやマフラーなど、粋なディテイルで武装される。

EVILACT代表のMINATOさん(左)、MIKE HEART PAINTのペインターMIKEさん共に、地元横浜からエントリー。

駐車場は、この日を待ち侘びたバイク乗りで埋め尽くされた。魅力的なバイクの数々に、思わず時間を忘れて見入ってしまう。

入口は走行シーンが見れる絶好ポイント。得てして、乗り込んだバイクとオーナーはこれ以上ないほどのマッチングを見せる。

シャシダイで馬力測定会を開催。ショベルチョッパーの怒涛のサウンドとパワーデータを前に、オーディエンスもヒートアップ。

2台のショベルをディスプレイした北九州のINDIAN ORANGE。トリッキーなマフラー形状とカラーリングがアイデンティティだ。

ポルシェやBMW等のユーロ車からハーレーまでをカバーする福岡のACTIVE!。ハイエンドカスタムがウリの同店はV-RODを配置。

福岡のKID CUSTOM FACTORY渾身のV-MAX。九州を担う次世代ビルダー木戸さんによるメタルワークが発揮された一台。

佐賀と福岡に拠点を構えるアンダーグランドの雄、CALIFORNIA CYCLES。拘りのディスプレイとチョッパーで異質の空間を形成。

当時の雰囲気を色濃く残したオールドチョッパーが多数並ぶ姿は壮観! なかでも48FLはマニア垂涎のプロポーションを誇示。

怒涛のカフェレーサーを8台発表した福岡のSTUZ MOTORCYCLE。KAWASAKI KA900のスピードフォルムは必見。

国産旧車をベースにしたJET CAFÉスタイル。見るものを魅了するボディバランスに、チェッカーフラッグがアイコンとなる。

ショーバイクに負けず劣らない存在感を放った多くの参加車両。パーキングロットは、もうひとつのカスタムショーでもある。

国産、海外問わず、また時にはこうしてプロショップのブランニューマシンを目にすることも。見飽きることは皆無の空間だ。

詳細に紹介したい手の込んだカスタムが並ぶ。この手のカスタムとオーナーの雰囲気は、文句ナシのフィッティングを見せる。

精緻な作りとコンパクトなマシンバランス。熊本のPEACE FROGによりメイクされた、レーシーな雰囲気をまとう“TRADIAN”。

インディアンフレームにトライアンフモーター500を搭載。均整の取れたフォルムは徹底した作り込みと計算の上に成り立つ。





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