掲載日:2012年03月01日 トピックス
写真・文/HIRO(有森弘忠)
待ち合わせ時刻のだいぶ前から現地に到着して、喫茶店で時間を調整して現れた彼女は、どこか大人の色香が漂う女性だった。
アイリストという職業をご存知だろうか。YOHKOさんはアパレル業界を経て、まつ毛のエクステンションを専門に扱うその職に就き早6年が経つと言う。なるほど、美容系の世界に身を置く女性特有の優美な立ち居振る舞いである。落ち着いた動作に、多弁とは程遠い言葉を選んで話すかの独特のしめやかさ。カジュアルなファッションに身を包んだ彼女と、スリムなSRとのマッチングが素敵だ。
そんな彼女がバイクに興味を持ったのはご主人の影響だそうだ。タンデムシートでは飽き足らず、自分で操縦したくなり二輪免許を取得した。
「初めてのバイクをSRにしたのは、キックする姿がカッコ良くて。あとは軽いし、この単気筒の音にヤラれたんですよ」
週末になると街乗りに愛車を駆る彼女は、今後サマーソニックやフジロックといった野外音楽フェスにバイクで参加してみたいと話す。
「まだ海に行ってないんで、あったかくなったら行ってみたいです。あとは高速道路にも乗れるようにしないと。そのときは高速デビューも一緒ですかね(笑)」
貴重な休日を割いて取材に協力してくれたYOHKOさん。帰り際にキックを踏み下ろす得も言えぬその姿は、当初彼女がそうであったように、多くのフォロワーが憧れ、後に続くことを予感させるものだった。