「インターモト2018」トピックスを総括 次にくるのは“カジュアル&ダート”だ!

掲載日:2018年10月31日 トピックス    

取材・文・写真/佐川 健太郎

【BMW】可変バルブで進化極まるボクサー

海外勢でプレス向け発表会を行った主なメーカーであるBMWは新型ボクサーの「R1250GS」と「R1250RT」を投入。排気量を拡大して最高出力を11psアップの136psへと引き上げつつ、可変バルブタイミング・リフト機構を新たに採用し低中速から高回転まで幅広い出力特性の向上が図られた。

BMWのお膝元、ドイツ本国ということで最大級のブース面積にカスタムも含めたフルラインナップでの錚々たる展示だったが、今回ブランニューモデルの発表はなかった。

【DUCATI】スクランブラーに個性派3モデル

ドゥカティからは「スクランブラー」ブランドから先に発表された「アイコン」に続く新型3バリエーションとして「フルスロットル」「カフェレーサー」「デザートスレッド」が登場。

それぞれ個性的なスタイルとカラーリングが与えられた以外にも油圧クラッチやレバー調整機構を追加し、LEDデイタイム・ランニング・ライトやボッシュ製コーナリングABSなどを採用。ライポジも見直されるなど細かく手を入れることで、質感アップとともに操作性や安全性も高められている。

【TRIUMPH】ストリート系が10psアップ

ステージにタレントを起用するなど力の入った演出が印象的だったトライアンフからは並列2気筒エンジン搭載のネオクラシック、新型「ストリートツイン」と「ストリートスクランブラー」がデビュー。

ハイトルク型エンジンは最高出力10psアップの65psとして走りのパフォーマンスを向上しつつ、ライディングモードや切替式ABS、トラコンを装備するなど電子制御も充実。新型ディスプレイの他、ストリートツインはアルミ鍛造ホイールを採用。スクランブラーも幅広のカートリッジ式フォークが新たに採用されるなど、オフロード性能もより高められた。

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