【バイク足つきチェック】2018年型インディアンSCOUT/シート高が643mmのアメリカンクルーザーなら足つきはラクラク?!

掲載日:2018年07月13日 トピックス    

取材協力/ホワイトハウスオートモービル  取材・写真・文/バイクブロス・マガジンズ編集部

【バイク足つきチェック】2018年型インディアンSCOUT/シート高が643mmのアメリカンクルーザーなら足つきはラクラク?!の画像

インディアンのアメリカン・クルーザー、SCOUT(スカウト)。低重心でシート高も低く643mm。車両重量は249kgの同車を160cm、175cm、180cmのテスターが足つきチェック。

SCOUTはシート高は低く車両重量は重い!
車体が支えられれれば足つきは期待できる?!

1920年~40年にかけてアメリカンクルーザーの象徴的存在として名を馳せたインデアンのSCOUT(スカウト)。その後70年の時を経て、デザインを敬称しつつも、インディアン初の水冷1,130ccVツインエンジンを採用するなどして、最新技術を盛り込んだ新たなインディアンSCOUT が登場ました。今回足つきチェックを行うのは、その新生SCOUTです。

具体的になにが変わって、なにが受け継がれたかは気になるところ。70年前とは違い、フューエルインジェクションやカウンターバランス機構、6足トランスミッションなど、新しくなった部分は多いものの、1920年代から採用しているエンブレムやクラシックトライアングルと呼ばれているステアリングヘッドから前後のアクスルに至るトライアングル型のフレームなどは、こだわりを持って再現されており、その魅力的な部分はしっかりと継承されています。また低重心設計になっており、幅広い速度域で安定したコントロール性能を発揮してくれるのもポイントですね。

こちらがシートの写真。シートも見た目の美しさにこだわったソロバケットシートを標準装備しているのですが、普段足つきチェックしている車両のシートとはずいぶん趣が違いますね。シート自体がコンパクトで、シート先端がかなり絞られているため足つきが良さそう。今回は同じようなアメリカンクルーザーを比較車両で集めてみたので、参考のためチェックしてみてください。

こうして比べてみるとSCOUTのシート高は同じようなシルエットのバイクと比べてもかなり低め。女子でも足つきが良さそうですね。ただ、車両重量がちょっと重たそう。比較車両の中では平均的ですが、250kg近い重量はひとりで支えるには重そうな気がします。車体を起こせるか不安になります。

今回は160cm、175cm、180cmのテスターが足つきチェック! 身長別に写真で見比べて足つきの参考にしてください。さらに、テスターそれぞれがSCOUTに跨って感じたことや気になったところもお伝えします!

こちらがインディアンのSCOUT。パッと見ただけでも足つきは良さそうですね。シート高は643mm、車両重量249kgです。

160cmのテスターを横から見た姿。両足で足裏全面がしっかりと接地する。テスターも「ベッタリと足がつくので、車体は重いけどちゃんと支えられる」と感想を言っていた。

座っている位置は少々前方だが、片足でもしっかり車体を支えられる。ステップに乗せた足も少しだがゆとりがあり、フットブレーキもしっかり踏める。

真後ろから160cmのテスターを見てみる。両足ともしっかり接地。無理している感じもない。

片足でも足つきは問題ない。車両の傾きもない状態で安定している。

175cmのテスターを横からチェック。シートのセンターに座り、ベッタリと足が付く状態。膝も曲がりゆとりがある。

片足での足つきも良好。本人の感想は「ゆったりとしていて、足つきの問題もなし」とのこと。腕がのびているのが少し気になる。

真後ろから見た175cmのテスターの姿。両足、片足ともにベッタリと足がついて安定していた。

180cmのテスターを横から見た姿。両足ともベッタリと接地。膝も大きくまがりゆとりが感じられる。

片足をついた姿。テスターいわく「足つきはベッタリで膝に余裕がある。シートのフィット感が高くていい」とのこと

180cmのテスターを真後ろから見た姿。肘、膝ともにゆとりがあり、問題は全くない状態。

160cmのテスターだが、足つきは良かったものの、シートの前方に座らないとハンドルを切る時に腕がかなり伸びきっていた。「ちょっとハンドルが遠いので大きくハンドルを切るのはスムーズにできなさそう……」と言っていた。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索