【バイク足つきチェック】2018年型PCX/日常的に使う125ccスクーターの足つきは良い? 悪い?

掲載日:2018年07月05日 トピックス    

取材協力/本田技研工業株式会社  取材・写真・文/バイクブロス・マガジンズ編集部

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流麗なデザインが印象的で、造りも上質なホンダのPCX。日常的に使う125ccスクーターだからこそ足つきが気になります。シート高764mm、車両重量130kgの同車を150cm、155cm、160cm、175cmのテスターが足つきチェック。

日常的に乗りたい125ccスクーター
だからこそ足つきも重要なチェックポイント

2018年4月6日から販売されているホンダの125ccスクーターPCX。スタイリッシュな外観は「美しさと力強さ」をコンセプトにしており、フロントからリアまでボディが曲面を意識して構成され、伸びやかなフォルムが特徴的です。また、日常的に使うスクーターだからこそ、飽きがこないように上質感も追求。毎日乗るのが楽しくなりそうなスクーターです。

こだわったのは外観だけではありません! PCXは「eSP」(enhanced=強化された・価値を高める、Smart=洗練された・精密で高感度な、Power=動力・エンジン)という、環境性能と動力性能を高めたエンジンを採用しています。さらにアイドリングストップやホンダ・スマートキーシステムも装備されています。バイクではスマートキーシステムに対応している車種はまだ少ないため、これだけ聞いても上質とか高級といったイメージが広がりますね。

こちらがPCXのシート。乗っている時の快適性を高めるように造られています。また新設計のホイールやフロントカバーのステー部分を樹脂製にしたことで軽量化も図ったとのこと。今回の比較車両は125ccに近い排気量のスクーターを集めたのでシート高と車両重量を参考に見比べてみてください。

比べるとPCXのシート高は125ccのスクーターとしては平均的。車両重量はほんの少しだけ重めという結果に。フロントマスクがある分ちょっと重いのかな? 足つきは期待できそうですが、小柄な女子でも車体を支えることがきるしょうか?! 日常的に使うスクーターだからこそ、そのあたりの使い勝手が重要になってきますね!

今回も150cm、155cm、160cm、175cmのテスターが足つきチェック! その様子を写真で見比べつつ、それぞれが感じたPCXの足つきチェック感想をお伝えします!

4名のテスターが足つきチェックを行うのは、上質感漂う125ccのスクーター、ホンダPCX。シート高は764mm、車両重量が130kgです。

150cmのテスターを横から見た姿。シートの先端に座っているものの、つま先が両足とも接地。肘にもゆとりがありハンドルも遠くない。

片足だとしっかり足の指に力が入る程度に接地ができる。テスターの感想は「車体が軽くて足もつくので乗れる気がします!」と上々。

真後ろから150cmのテスターをチェック。足つき良好とは言えないが両足が接地し、ぐらつきもなく自力で車体を支えられている。

片足の接地でも、車体の傾きもなく腰の位置もずれていない。150cmのテスターが腰の位置がずれずに跨れるのは珍しく、実際の乗車も現実的!

155cmのテスターを横から見ると、両足が半分ほど接地。腰掛けている位置はシートの前方だが安定感はある。

片足での足つきでも、足の裏が半分ほど接地。「思ったよりもサスが沈んで足つきが良かった。車体が軽いので安定感もある」との感想。

真後ろから見た155cmのテスターの姿。足の裏半分ほどの接地だが、膝も緩やかに曲がり、肘にもゆとりがある。無理せず跨っている印象だ。

片足では少々車体が傾いているが、足裏の接地面積は広がっている。車体が軽い分多少傾いてもしっかり支えられる。

160cmのテスターが跨った様子。シートの前方に座っていることや、足つきの範囲などはあまり155cmのテスターと変わらない印象。

片足で跨った姿を見てみる。こちらも足の裏半分程度が接地。「とても車体が軽くてちょっとグラリとしても自分で支えていられそう」との感想だった。

160cmのテスターを後ろから見る。両足とも足の裏半分程度の接地。ハンドルも近く肘にもゆとりがある状態。

片足のみだと車体は傾くものの接地面積が広がった。「車体が軽いので、足つきを優先して少し傾けても不安にならない」とのこと。

175cmのテスターが跨った様子。しっかりとシートの中央に腰掛けている。両足とも足の裏が8割程度接地している状態。膝も曲がり姿勢にゆとりがある。

片足のみの接地で跨った姿。足の裏がベッタリと接地する。写真で見るとゆとりがあるように見えるが「膝まわりがちょっと窮屈な気がして、長時間のライディングがきつそう」との感想だった。

175cmのテスターを後ろから見てみる。やはり8割程度足の裏が接地。肘、膝にも充分にゆとりがある。

片足のみの接地で跨った姿。足の裏全面が接地し車体の傾きもない。抜群の安定感だ。

座った時に窮屈かもと気にしていた175cmのテスターだったが、よく見るとフットボード前方に足を置くスペースを発見。「このポジションなら長距離もいけそうです」と言っていた。

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