【バイク足つきチェック】2017年型トライアンフStreet Triple R Low/サスペンションを変え足つきに考慮したストリートファイター

掲載日:2018年06月26日 トピックス    

取材協力/トライアンフ モーターサイクルズ ジャパン  取材・写真・文/バイクブロス・マガジンズ編集部

【バイク足つきチェック】2017年型トライアンフStreet Triple R Low サスペンションを変え足つきに考慮したストリートファイター

トライアンフのStreet Triple RSと比較すると45mm、Street Triple Sと比べても30mmも車高が下がっているStreet Triple R Low。サスペンションの変更で乗りやすさと足つき性に考慮した同モデルは、シート高780mm、車両重量166kg。

Street Tripleシリーズの中でも
足つきや乗りやすさを重視したモデル

トライアンフがパワー、車重、ハンドリング、ルックスなど、すべてにおいて自信を持って世に送り出した、Street Triple(ストリートトリプル)シリーズ。ラインナップはシリーズ最高峰のStreet Triple RS(ストリートトリプルRS)、スタンダードモデルStreet Triple S(ストリートトリプルS)、そして今回足つきチェックをしたStreet Triple R Low(ストリートトリプルRロー)の3タイプになります。Street Triple R Lowはサスペンションの変更で前記した2モデルよりもシート高が30mm~45mm低く設定されており、足つき性の良さと乗りやすさを重視したモデルだということで、今回の足つきチェックは女子でもラクラク?! と期待は膨らみます。

このStreet Triple R Lowがどんなバイクなのかというと、新設計された排気量765ccの水冷DOHC12バルブ並列3気筒エンジンを搭載し、ロード、レイン、スポーツ、ライダーという4つのライディングモードを用意。調節可能なSHOWA製のサスペンションも装備され、ハイパワーと俊敏な動きを兼ねそろえたストリートファイターです。これはサーキットもワインディングも楽しめそうなバイクですね!

こちらが気になるシートの写真。ぱっと見るとシートが薄そうに見えますが、跨ってみると柔らかくフィット感の高さが印象的でした。シート先端は細く絞られていて、ここも足つきがよくなりそうなポイントです。今回のシート高や車両重量の比較車両はタイプが似ているミドルクラスのバイクを何車種かと、Street Triple RSを調べてみました。参考にしてみてください。

こうして比べてみるとStreet Triple R Lowのシート高はかなり低め。そして車両重量は飛びぬけて軽い印象です。ミドルクラスのバイクですから166kgでも「軽い!」とはならないでしょうが、それでも足つきが良さそうで軽いとなれば、乗りやすさに期待できますね。

今回は160cm、175cm、180cmと3名のテスターが足つきチェック! その様子を写真で見比べつつ、それぞれが足つきで感じた感想や気になったところをお伝えします!

跨るのは、シート高780mm、車両重量166kgのトライアンフ・Street Triple R Low。うーん……見た目はいかついし、とても足つきが良いバイクには見えませーん!

160cmのテスターを横から見た姿。ミドルクラスのバイクではつま先しか接地しないことが多い160cmのテスターだが、今回は両足で足裏の半分ほどが接地。ただ跨るシート位置はかなり前方になっている。

片足でも同じくらいの接地。ただ、160cmのテスターは「車体が軽く感じたので、無理して腰をずらしてまで足つきの面積を多くしようとは思わなかった」という感想だった。

真後ろから160cmのテスターをみてみよう。やはり足裏が半分程度の足つきだ。肘は少しだけゆとりがありハンドルの操作は辛くなさそう。

片足になると少し腰の位置がずれているが、車体が傾くことも無く自分で車両を支えていられる。

175cmのテスターを横から見てみよう。座っているのはシート前方だが、足はべったりと全面が接地。

片足でももちろん足裏全面が接地する。また、「タンク形状が丁度良く、ニーグリップした時のホールド感は最高!」との感想だった。

真後ろから見た175cmのテスターの姿。なんの不安もない状態。本人は「シートの形状やステップの位置が関係しているのか、信号待ちなどで足を地面に着く際、足を降ろしやすい」と言っていた。

片足でももちろん全面が接地。肘や膝も少し曲がっており、ゆとりのある姿勢で跨れている。

180cmのテスターが跨ったところを見てみよう。足裏全面がべったりと接地するのは175cmのテスターと変わらないが、座る位置はシートの中央あたりになっている。また、しっかり足をついた状態でも膝がまがり姿勢にゆとりを感じる。

片足で跨った姿を見てみる。全面が接地するのはもちろんだが「タンクのホールド性がとてもいい」との感想。たしかにステップに上げた足とタンクの形状がしっかり合っているように見える。

180mのテスターを後ろから見た姿。両足ともしっかり接地。足つき以外にも「シートはすごくフィット感が高い、自分にとってはベスト!」とシートの座り心地を気に入っていた。

160cmのテスターは足つきに余裕がない分スタンドを出す際少し手間取っていた。「スタンドを出そうとすると踵がステップに当たってしまい、場所が分かりずらかった」との感想だ。

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