【バイク足つきチェック】2018年型ホンダCB125R 125ccスポーツモデルの足つきは?

掲載日:2018年06月20日 トピックス    

取材協力/本田技研工業株式会社  取材・写真・文/バイクブロス・マガジンズ編集部

【バイク足つきチェック】2018年型CB125R 125ccスポーツモデルの足つきは?

ホンダのCBシリーズの中でエントリーモデルの位置づけになっている、原付二種のスポーツモデルCB125R。シート高815mm、車両重量127kgの同車を150cm、155cm、160cm、175cmのテスターが足つきチェック。

CBシリーズのエントリーモデルCB125R
足つきもフレンドリーでエントリー向け?

2018年の3月に新世代CBシリーズのエントリーモデルとして登場したホンダのCB125R。「“SPORTS ROADSTER” Prologue
バイク本来の乗る楽しさを」を開発コンセプトに、スポーティで運動性能を最大に発揮できるよう追求されたバイクです。しかも、125ccといってもフレームはCB250Rと同じ物を採用しているので、身長がある程度高い方でも車体サイズがコンパクトすぎて乗っていると疲れてしまう、といったいままでの125ccバイクのイメージはあまりありません。

では実際の特徴どんな感じかというと、水冷4ストロークのエンジンを搭載し、車体には新設計のスチームフレームや大径41φmmの倒立のフロントフォーク、ダンパー室内のオイルとガスが混ざることを防ぐ分離加圧式リアサスペンションユニット、路面追従性を高める高張力鋼板製のスイングアーム、さらにはIMU(車体姿勢推定システム)付ABSを採用することで、軽快で走りの手応えをライダーが感じられる車体になっています。この辺りは下記にURLを貼っておきますので、インプレッション記事も合わせてチェックしてくださいね。

そして、足つきチェックのほうですが、こちらがシートの写真。シート先端がかなり絞られていて足つきが良さそうな気もしますが、軽快なライディングを求めてフレームを作った結果、まるでスーパースポーツ車のようにシートを高くレイアウトしているので,実はシート高は高め。このシート高ですが、今回は125ccのネイキッド車両とフレームがCB250Rと同じということで250ccのバイクを集めてみました。以下、参考のためチェックしてみてください。

こうして比べてみるとCB125Rのシート高はかなり高め。エントリーモデルということで、足つきの良さも期待していたのですが、女子たちにはキビシイ足つきになりそう。でも、キビシイだけではありません。車体重量は127kgと比較車両の中ではダントツの軽さ! これならばちょっと足つきが悪かったとしても自力で支えられそう。

今回は150cm、155cm、160cm、175cmのテスターが足つきチェック! その様子を写真で見比べつつ、それぞれが感じたCB125Rの足つきのポイントや気になったところをお伝えします!

4名のテスターが足つきチェックを行うのは、シート高815mm、車両重量127kgのホンダ・CB125R。テスターの身長は150cm、155cm、160cm、175cmです。

150cmのテスターを横から見た姿。両足での接地はできず、テスター本人も「シート位置が高くて乗れる気がしない」と感想を言っていた。

片足ならばつま先の接地が可能。ただ、その体勢では自力でバイクを支えられる気はしないため、後ろのサポートメンバーがバイクを支えている状態。

真後ろから150cmのテスターをチェック。やはり両足は地面につかない。シート高815mmは150cmのテスターにはキビシイ。

車体を傾け、腰の位置を大きくずらせば片足での接地は可能。車体が軽い分、自力で支えられるかどうかという感じだったが、やはり体勢的に難しそうだ。

155cmのテスターを横から見てみよう。シート前方に跨った状態で、両足のつま先が接地する。

片足での足つきでは、足の裏が半分ほど接地。「少しシート高はあったけど、サスが思ったより沈んでくれたから足つきがよかった。車体も軽いし、安定感もふつうによかった。」との感想。

真後ろから見た155cmのテスターの姿。やはりつま先だけがギリギリ地面についている状態。

片足の時は「左右ともに腰をとてもずらしやすい。シートの作りが腰をずらしたときに動きをサポートしてくれる感じ」があり、腰の位置をずらしやすかったとのこと。車体が軽く思わず倒してしまうようなことはなさそう。

160cmのテスターが跨った様子。シートの前方に座っていることや、足つきの範囲などはあまり155cmのテスターと変わらない印象。

片足で跨った姿を見てみる。こちらも足の裏半分程度が接地。「とても車体が軽くてちょっとグラリとしても自分で支えていられそう」との感想だった。

160cmのテスターを後ろから見てみる。両足ともつま先のみの接地。肘は伸びきっているわけではなく、多少のゆとりがある。

片足をついた姿。車体は傾いていないが、腰の位置をずらして足つきが良い状態になっている。

175cmのテスターが跨った様子。しっかりとシートの後方まで使って腰掛けている状態。両足とも足の裏が半分は接地している。膝にも少しゆとりがある。

片足接地で跨った姿。接地面積が広がりさらに安定感が増した。ただ「一見コンパクトに見えたがシートは高め」とのことなので、思った以上に足つきは良くなかったようだ。

175cmのテスターを後ろから見てみる。足裏は半分ほど接地。肘、膝にも少々ゆとりがある。

175cmのテスターが片足で足つきした様子。車体も傾かず、腰の位置も動いていない。

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