【バイク足つきチェック】2018年型カワサキVersys-X 250は意外と手強かった!

掲載日:2018年02月06日 トピックス    

取材協力/株式会社カワサキモータースジャパン  取材・写真・文/バイクブロス・マガジンズ編集部

【バイク足つきチェック】2018年型カワサキVersys-X 250は意外と手強かった!の画像

KLX125以来約7年ぶりにニューモデルとして発売されたVersys-X 250(ヴェルシスX 250)。シート高は815mmと250ccのアドベンチャーモデルの中では低めになっている。

250ccアドベンチャーモデルを目の前に
女の子たちには少しキビシイ現実が待っていた?!

2017年から国内で盛り上がりを見せている250ccクラスのアドベンチャーモデル。そんな中、カワサキからKLX125以来約7年ぶりにニューモデルとして発売されたのが Versys-X 250(ヴェルシスX 250)だ。海外では1000、650、300、250が販売されているヴェルシスシリーズは「any-road any-time」をコンセプトに、未舗装路での走破性も考慮されている。

今回足つき比較に使用したVersys-X 250は、カワサキのツーリングカテゴリーの中では最小排気量のモデルだが、快適性と利便性を実現し軽量な車体と扱いやすいパワーでバイクでの冒険をより身近に感じさせるモデルだ。また、長距離走行を快適にする装備も備わったVERSYS-X TOURER(ヴェルシスXツアラー)もラインナップされており、この2種類から用途によって選べるようにっている。

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シート高はVersys-X 250、VERSYS-X 250 TOURER 共に250ccクラスでは少し高めの815mm。とはいえ、同じ250ccのアドベンチャーモデルのカテゴリで言えば、CRF250RALLYは875mm、同車のローダウン仕様が830mm、ツーリングセローは830mm、Vストローム250が800mmなのでどちらかと言えば低い方になる。

Versys-X 250に150cm、155cm、160cm、175cmのテスターに跨ってもらったが、4人が口を揃えて言っていたのは跨っても沈まないサスペンションの硬さと、シートの硬さを感じたということ。これをふまえて各テスターの身長別に写真と足つきを見ていこう。

まずは誰も跨っていないVersys-Xの姿から。昨今人気の高い250ccクラスのアドベンチャーモデルだが、シート高は815mmと女子たちがラクラク跨るには微妙な高さ。

まずは150cmのテスター。跨るところから車体を起こすまで、必ず支えが必要な状態。車両を見た瞬間から「無理そう」と言っていたが、確かに全く足がつかなかった。

150cmのテスターは片足をつくのも難しい。Versys-X250の車両重量は175kg。テスターが片足をつこうとしても、車体を傾けると本人だけでは支えられなそうだ。

こちらは真後ろからの写真。かなり頑張って片足が地面に触るまで腰をずらして車体を傾けた。この状態では人の支えがないとバイクを倒してしまいそう……。

次は155cmのテスター。両足のつま先がギリギリ地面についている状態。本人曰く「足先が点のように着いているだけ」で、両足をつくのはつらい状態。

片足をついた状態。日々バイクに乗っているテスターのため「乗ろうと思えばなんとかなる」そうだが、やはり安定とは言えない状態。

こちらは155cmのテスターを真後ろから見た姿。やはり両足をつくのは大変そうで、つま先が地面にふれているだけという感じ。

片足接地時、大きく腰の位置をずらしてはいるがつま先がしっかり接地。ただ「走ることはできても、このバイクで坂道のUターンをすることになったらとても不安」とのこと。

160cmのテスター。普段バイクに乗りなれないこともあり、足をついてバランスを取ることに必死で上半身の姿勢がおかしくなっている。

片足であれば支えもいらないし、バランスもしっかり取れるとのこと。ただシート形状のためか「この姿勢で足はここに出しなさい」と言われている気がするそうだ。

160cmのテスターを真後ろから見た姿。つま先しか地面につかないため不安を感じたそう。

片足でならつま先がしっかり地面に接地する。この後バイクに跨ったままでふくらはぎが攣ったそうなので、姿勢に無理があるのかもしれない。

175cmのテスターならば、半分ほど足がつく状態。「シートが固く車体が重く感じたが乗ることに不安はない」とのこと。

片足ならばべったりと地面に接地する。

175cmのテスターを真後ろから見た姿。両足でもこれくらい足がつけば、しっかり車両を支えていられるとのこと。

片足ならば多少車体が傾いた程度で、腰の位置をずらすこともなく足がつく。

スタンド位置はテスターが「特にスタンド位置や操作に関して何も感じなかった」と言うほど自然な位置。

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