軽いはエライ!Z125PROの足つき比較

掲載日:2017年09月16日 トピックス    

取材協力/株式会社カワサキモータースジャパン  取材・写真・文/バイクブロス・マガジンズ編集部

軽いはエライ!Z125PROの足つき比較

カワサキのバイクというとビッグバイクのイメージが大きいが、ARやKS、そしてKSRなどミニバイクの歴史もしっかり育んできている。その最新モデルがZ125PROだ。

軽さとスリムさはシート高を凌駕する!?
Z125PROが教えてくれた安心感とは

今回の足つきチェック車両はカワサキのZ125PRO。足つき比較記事では初となる原付2種クラスの登場だ。原付は「ミニバイク」と呼ばれることもあるので、「なんとなく小さいバイク」という印象があるかもしれない。しかし、今回のZ125PROのシート高は780mmある。これは、以前チェックしたヤマハのMT-30(MT-25)と同数値。さらにもっと大きな排気量のバイクでは、ホンダのCB1300SFと同じシート高ということが分かった。

そんな、原付らしからぬシート高のZ125PROでの足つき比較だが、軽くスリムなボディによって、150cmのテスターは、補助なしでサイドスタンドを外し、足つき確認をすることができた。「これまでは足を付こうと伸ばすと、両足が広がってしまうことが多かったが、Z125PROは車体がスリムで足を真下に伸ばせているように感じた。その分、足が付いた感じ。そして車体が軽いことで安心感があった」ということだ。

これまでにも着座位置のシート幅が足つきに影響するとは伝えてきたが、テスターが安心感を得るスリムさを確認できたのはこの車両が初となる。原付2種ながらシート高が軽二輪並みのモデルということで、あえて足つき比較を実施したわけだが、原付2種ならではの軽さやスリムさは、シート高の数値を凌駕する印象をもたらしてくれるようだ。

なお、同クラスのライバルモデルといえるホンダのグロムのシート高は、760mmと数字的にはわずかに低くなっている。

フォトTOPICS(写真点数/12枚)

軽いはエライ!Z125PROの足つき比較

01まずは160cmのテスター。両足ベッタリとはいかないところに、シート高780mmが垣間見れる。

軽いはエライ!Z125PROの足つき比較

02とはいえ、まったく問題ないレベルだ。

軽いはエライ!Z125PROの足つき比較

03155cmでも同様に問題はないだろう。

軽いはエライ!Z125PROの足つき比較

04片足着地ならばかかとまで足が着いた。

軽いはエライ!Z125PROの足つき比較

05軽くて足つきがよければ、乗車頻度も高まるはずだ。そんな気楽さが原付2種クラスの特徴といえる。

軽いはエライ!Z125PROの足つき比較

06155cmでも片足着地ならば足つきは十分だ。

軽いはエライ!Z125PROの足つき比較

07150cmになると、両足を付くのはかなり厳しい状態。両足ともつま先だけになっている。しかし、この状態でも割と安定しているのが軽さの妙だろう。

軽いはエライ!Z125PROの足つき比較

08片足になるとかなり実用レベルになってくる。250ccクラスの車両では乗車するのは厳しいシート高でも、原付2種クラスならば乗ることはできそうだ。

軽いはエライ!Z125PROの足つき比較

09体格と比較すると、たしかにちょっとバイクが勝っているのだが、サイドスタンドの出し入れからバランスをとるところまで、普段は補助が必要なのだが、今回は一人ですべてできていることから、150cmでZ125PROはアリといえるだろう。

軽いはエライ!Z125PROの足つき比較

10ただし、この比較テストは路面が平らなところで実施しているので「アリ」だが、実際の道路では斜めになっていたりするので、路面状況の見極めとバランスの取り方の慣れが必要になるだろう。

軽いはエライ!Z125PROの足つき比較

11足を出す時の様子。まずステップに足を置いた状態でもフィット感がいいという感想だった。

軽いはエライ!Z125PROの足つき比較

12そして足を付いた状態。ステップが足をじゃますることなく、足が横に広がることもなく、自然に着地できている。

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