カワサキ Z 45周年の今その原点とシリーズの各車両を知る その5

掲載日:2018年07月04日 トピックス    

写真・文/ロードライダー編集部
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事は『LEGEND BIKE SERIES02 KAWASAKI Z SERIES』に掲載された内容を再編集したものです。

カワサキ Z 45周年の今その原点とシリーズの各車両を知る その5の画像

現代バイクの基本を築いたカワサキ900スーパー4=モデルZ1が登場して2018年で45年が経つ。未だに古さを感じさせず、新しいバイクの範となり逆に新しい手法の取り込みやカスタム化で進化する。そんなZシリーズの歴史を見る。

1,000ccのレース規定と余裕の1,089ccで
見直され進化した空冷4気筒の後期史

1977年から1,015ccにまで排気量アップしたZだったが、バイク界の現代化に合わせ1981年を機に見直された。一般に1980年までを前期型、1981年以降を後期型Zとして分けるが、ここからはその後期型のヒストリー。S1のデータを元にした系列最強エンジンのGPzが登場したのもこのころだ。また、1984年には水冷4Vニンジャが登場し空冷4気筒をいったん終了した。

基本はほぼ同じまま
Jとして最終の3年目に

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●KZ1000/J系 型式:Z1000J3/KZ1000J3

Jとして3年目のJ3はカラー変更、諸元上はトレールが99→98mm、乾燥重量が230→233kgとなった。なお前期型ZとJ1以降での車体の相違は、Jでフレームは高剛性化、エンジンマウントは前側がリジッド→ラバー(フレームに新設された丸パイプ部にラバーブッシュを挿入し締結)となり下マウントは省略、後ろはシャフト貫通とした。キャスターはZの26→27.5度(J全車)に寝かされ、トレール量も90→99(J1/J2)mmに増えリアサスはレイダウンしてハンドリングも向上した。

排気量に余裕を持たせた
角型ライトの4発旗艦

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●Z1000R/R系 型式:KZ1000R2

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●Z1000R/R系 型式:Z1000R2

1982年にR1改で2度目のAMAスーパーバイクチャンピオンを獲得したローソンだが、翌1983年にヤマハからのWGP参戦が決まる。これにより2代目Z1000R(R2)はタンク上の記念ステッカー文字が“ローソンレプリカ”から“スーパーバイクレプリカ”となり、欧州でも販売。ベースは上のJ3だが、出力はカム変更で102→104psに。車体は、北米仕様R2はR1と同じだが、欧州仕様R2(下)はセンタースタンドと2本出しEXを加え、乾燥重量236kg、キャスター/トレール27.5度/98mmに。

S1のノウハウ投入で
最強を得た新旗艦

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●GPZ1100/GPZ系 型式:ZX1100A1-A3

リアにモノサスのユニトラックを装備、Fフォークはφ37mm、ホイールも2.15-18/3.00-17とサイズ変更するなど車体を全面新設計とした最後の空冷ZがGPZ1100。車名のZは小文字、末尾にFは付かない。φ72.5×66mmのボア×ストローク(1,089cc)はZ1100GPと同じだが、シリンダーヘッドやクランクなどにS1で得たノウハウを投入し、Z系最強となる120psをマーク。翌’84年には水冷4バルブ/908ccのGPZ900R Ninja(ZX900A1)が新たなカワサキ旗艦として登場する。

1000Rの拡大でなく
GPzをベースにキャブ仕様化した

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●KZ1100R/R系 型式:KZ1100R1

GPZ1100は1983年からの展開(’85年まで)なので、実質的な空冷Zシリーズの最後は、この1984年型KZ1100Rと下欄のZ1100Rだ。車名やツインショック、全体の形状からはZ1000Rの発展と思いがちだが、下にもあるようにヘッドはGPZ1100に同じ、つまり1,089ccのエンジンはGPZ1100のものだ。モノサスやカウル、dfi等で価格が上がったGPZに対し、オーソドックスなツインショックとキャブレター、安定のZ1000Rデザインにして併売した、買いやすいモデルとも言えた

キャブ仕様Z-GPとも
廉価版GPzとも呼ばれる質実な1台

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●Z1100R/R系 型式:Z1100R1

最後のツインショックZとなったのが’84年のZ1100R。エンジンはφ72.5×66mmの1,089ccでヘッドまわりはZ-GPではなくGPzと同じ。それゆえ最強ヘッド搭載車はこの1100RとGPzとなる。燃料供給を電子制御燃料噴射(dfi)からキャブレターに変更した普及版Z-GP、高かったGPZを安く……という廉価版GPZとも捉えられることがあるが、実を採った1台とも言える。車体面ではF19→18インチ化(1.85-19→2.15-18)がGPzを除くJ/R系と異なり、これによりキャスター/トレールは28度/114mmとなっている。

クルーザーやベーシックモデルも
J系エンジンベースに

大排気量4気筒をクルーザーに転用したZ1000LTD(Z1000K)やワイヤスポークホイール仕様のZ1000CSR(Z1000M)は先代Z1クラシック(Mk.Ⅱエンジンベース)からJ登場とともにJ系エンジンに切り替わって登場したモデル。シャフト駆動のツアラー的ベーシック車、’81?Z1100もZ1100GP由来の1,089cc、つまりJ系。さらにZ1時代から展開したポリス仕様(Z1P/KZ1000C1?C4)がJの登場とともにポリス1000=Z1000Pに移行、2005年まで生産された

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●~2005 Z1000P/POLICE1000/OTHERS 型式:KZ1000P1~24

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●1984 Z1100LTD/OTHERS 型式:Z1100L1

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●1981 Z1000LTD/OTHERS 型式:Z1000K1/KZ1000K1

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●1981 Z1100/OTHERS 型式:Z1100A

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●1981 Z1000CSR/OTHERS 型式:Z1000M1/KZ1000M1

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