カワサキ・ニンジャGPZ900Rヒストリー/世界最速を目指して生まれたカワサキ水冷並列4気筒の原点 その1

掲載日:2018年11月16日 トピックス    

取材協力/株式会社カワサキモータースジャパン
文/中村友彦 写真/ロードライダー編集部 記事提供/ロードライダー編集部
※この記事は「レジェンドバイクシリーズ 01 カワサキ GPZ900R」に掲載された内容を再編集したものです。

カワサキ・ニンジャGPZ900Rヒストリー/世界最速を目指して生まれたカワサキ水冷並列4気筒の原点 その1

1972年にZ1を発表して以来、世界の大排気量スポーツバイク市場をリードする立場になったカワサキ。1980年代に入ると他メーカーの猛追により、同社の優位は失われつつあった。そうした中、1983年に登場したカワサキGPZ900Rは、斬新なメカニズムを各部に導入。このモデルを契機に、以後のカワサキはさらなる飛躍を遂げる。

GPZ900R、伝説の始まりはラグナ・セカ
日米欧のジャーナリストをすぐに魅了した

1983年12月15日から17日。アメリカ・ラグナセカスピードウェイに集まった100人を超えるバイクジャーナリストたちは、最高速:246.8km/h、ゼロヨン:10秒976を公表するGPZ900Rの動力性能に、驚嘆することとなった。すべてを0から構築した水冷Zは、既存の空冷Zでは実現できなかった世界を見せたのだった。

カワサキ・ニンジャGPZ900Rヒストリー/世界最速を目指して生まれたカワサキ水冷並列4気筒の原点 その1

GPZ900Rの国際試乗会の舞台となったラグナセカスピードウェイには、カワサキ製大排気量並列4気筒車の原点となったZ1も展示。世界に向けて次の10年への世代交代をアピールした。

Zを凌駕した圧巻の性能については次のページにて

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