ヤマハのニューセロー250と旧セロー250乗り比べではっきり見えた進化と継承!

掲載日:2018年11月02日 トピックス    

ライダー/小林直樹 写真/長谷川徹 まとめ/小川浩康
※この記事は「月刊ガルル vol.391」に掲載された内容を再編集したものです。

ヤマハのニューセロー250と旧セロー250乗り比べではっきり見えた進化と継承!

フロントアップでセロー250の
アクセルレスポンスをチェック

雑誌ガルルでセロー225WEから試乗インプレッションをしてもらっている小林直樹師範に、同じ場所で同じライディングを行なってもらうことで、新旧セロー250の相違点をチェックしてみた。ただし、旧セローは約2万kmを走破しており、経年劣化した部分(おもにサスのヘタリ)は考慮して評価してもらった。

ヤマハのニューセロー250と旧セロー250乗り比べではっきり見えた進化と継承!

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「アクセルレスポンスで旧セローを評価したのは、アクセル開け始めの極低速トルクが出ている点。アイドリングからアクセルを少し開けたところでトルクがしっかり出て、クイックに車体の向きを変えられる。ニューセローはそのアクセル開度でエンジンがついてこないことがあったんだ。ただ、旧セローはいきなりトルクが立ち上がるので、濡れた路面や木の根を越える時などでは、滑りやすさもある。逆に、ウッズランで車体を左右に切り返す時は、トルク変動が少ないニューセローのほうが滑りやすい路面でもリヤタイヤをトラクションさせやすかった。

そうした取りまわしに関しても、極低速域ではトルクにパンチのある旧セローがクイックだけど、エンジン回転の頭打ちが早い。ニューセローは車体が動き出す一瞬にトルクの薄さを感じるけれど、そこから上の回転は全域でトルクがスムーズに出てくる。各ギヤで頭打ちを感じることなく高回転までしっかり使えるし、そのエンジンの吹け上がり感もつねに安定している。トレッキングでの取りまわしをトータルで判断すると、ニューセローのほうが使える幅を広く感じるんだ。

ヤマハのニューセロー250と旧セロー250乗り比べではっきり見えた進化と継承!

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車体の軽快さに関しては、ニューセローは3㎏増となったけれど、ライディング中には気にならない点を高評価。とはいえ、旧セローがしっかり作り込んできた車体をベースとしているし、旧セロー自体も軽快なので同点というところ。

ヤマハのニューセロー250と旧セロー250乗り比べではっきり見えた進化と継承!

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こうして比較してみると、ニューセローもトレッキング性能はかなり高いレベルに仕上がっているのがわかる。乗る前はパッと見でキャニスターが気になったけれど、いざ乗ってしまえば体や丸太などの障害物とヒットすることもなかった。アクセル開け始めのトルク感に旧セローとの違いを感じたけれど、それ以外のスムーズさはニューセローのほうが明らかに洗練されていた。とくにアクセル操作に対してニューセローは安定した反応をしてくれる。思いどおりにマシンコントロールできるのがニューセローだね」

小林直樹の結論!
「今いちばんほしい1台だね」

ヤマハのニューセロー250と旧セロー250乗り比べではっきり見えた進化と継承!

厳しくなった排ガス規制をクリアしたバイクは、吹け上がりがダルくなる。これまでの体験からニューセローもそうなっているだろうと予想していたんだ。でも、それは杞憂だった。むしろ、気温や標高に影響されずに、スムーズな吹け上がりが安定していて、重量増や極低速トルクをカバーしてくれている。

自分のボディアクションや操作に対して、車体がよりダイレクトに反応してくれるのがニューセローなんだ。だから、自分がミスをすればバイクの挙動も乱れることになるけれど、そうしたミスした時の反応も予想できるから、信頼してライディングができるんだ。市街地、高速道路、林道から獣道まで、ニューセロー1台でこなせる。おれの遊びかたにピッタリの仕上がりなので、今いちばんほしいバイクだよ!

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