エンジン、タンク、リヤフェンダーなど7つの部分が新しくなったニューセロー250

掲載日:2018年10月30日 トピックス    

ライダー/小林直樹 写真/長谷川徹 まとめ/小川浩康
※この記事は「月刊ガルル vol.391」に掲載された内容を再編集したものです。

エンジン、タンク、リヤフェンダーなど7つの部分が新しくなったニューセロー250

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ニューセロー(写真上)には、燃料タンクから蒸発するガソリンが大気開放されるのを低減することが義務化され、ガソリンを吸着する活性炭(チャコール)を詰めた缶状の容器(キャニスター)が装着されることになった。吸着したガソリンはエアクリーナーボックスへと還流される。キャニスターは金属パーツでガードされていてクランクケースとほぼ面一になっている。「ライディングには気にならないし、干渉することもなかった」と直樹師範。旧セロー(写真下)には装着されていない。

エンジン、タンク、リヤフェンダーなど7つの部分が新しくなったニューセロー250

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ニューセロー(写真上)には給油ノズルを適正な位置に導くガイドが設置された。燃料タンク内にある燃料ポンプ破損を防ぐためだろう。旧セロー(写真下)にはガイドはない。

エンジン、タンク、リヤフェンダーなど7つの部分が新しくなったニューセロー250

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ニューセロー(写真上)はナンバープレートの取り付け角度が規則化され、プレートホルダーが新設された。合わせてリヤフェンダー形状が変更され、テールライトはLEDを新採用。旧セロー(写真下)はセロー225イメージの小型テールライト。ナンバープレートはリヤフェンダーに直付けされているが、法規制により設置角度がNGに。

エンジン、タンク、リヤフェンダーなど7つの部分が新しくなったニューセロー250

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ニューセロー(写真上)には排気ポートに新気を送り込むエア・インダクションが撤去された。高められた圧縮比に合わせて、点火プラグは8番に変更。圧縮比はシリンダーガスケットを薄くすることで高めている。旧セロー(写真下)のエンジンに付いている銀色のパイプがエア・インダクション。エアクリーナーボックスから新気を取り込み、未燃焼ガスの完全燃焼を促進させる。二次エアを取り込むことになるので、アクセルレスポンスがダルくなることがある。

エンジン、タンク、リヤフェンダーなど7つの部分が新しくなったニューセロー250

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ニューセロー(写真上)のシリンダーヘッド付近に燃料タンクからキャニスターに繋がるホースが増設されている。このホースを通すために燃料タンク形状を変更し、タンク容量が0.3ℓマイナスとなった。旧セロー(写真下)にはエア・インダクションがあるが、燃料タンクに干渉していない。

エンジン、タンク、リヤフェンダーなど7つの部分が新しくなったニューセロー250

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ニューセロー(写真上)のエキゾーストパイプにO2センサーを設置。排ガス中の酸素濃度を検出し、インジェクションの吐出量を緻密に制御できるようになった。これで燃焼状態が改善され、レスポンスやパワー特性が大幅に向上している。旧セロー(写真下)には未装着。

エンジン、タンク、リヤフェンダーなど7つの部分が新しくなったニューセロー250

エンジン、タンク、リヤフェンダーなど7つの部分が新しくなったニューセロー250

ニューセロー(写真上)はハザードスイッチ未使用時はOFFと表示する基準に合わせてデカールを変更。旧セロー(写真下)は・となっている。

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