ライダーがツーリング先で観光しないのはなぜ? ライダー考現学

ライダーがツーリング先で観光しないのはなぜ?

ライダーがツーリング先で観光しないのはなぜ?

掲載日:2009年01月20日 ライダー考現学    

読者からの質問

バイク仲間と一緒にツーリングを楽しんでいるのですが、どうしても納得できないことがあります。それは、せっかく遠出しているのにまったく観光をしないことです。「走っておしまい」では味気ないのに、どうして観光せずに終わってしまうのでしょうか。

東京都/北までいきたいさん(カワサキ ZZR1200所有)

 

ライダーがツーリング先で観光しないのはなぜ?

 

綿密にツーリング先での観光計画を立てたのに、気が付けば走るだけ走り倒して終わってしまうというのは、よくあること。「絶対食べようね」と約束した名物スイーツをGPライダーばりの攻め込みで全力スルーしたり、一泊二日のツーリングなのにノンストップで走り抜けてしまい、「何のための旅行?」となじられた方も多いと聞く。ちょっと止まれば楽しい思い出になるものを、どうしてライダーは観光ポイントをことごとくすっ飛ばしてしまうのか。それはライダーならではの価値観に問題があった。

 

ライダーにとって最大のご褒美、それはバイクで走ることに他ならない。気持ちいい温泉巡りも、名物食べつくし紀行もそれ単体では成り立たず、バイクで走っていくことでライダーの満足感が生まれる。温泉や名産品はクルマでも電車でもバスでも徒歩でも味わえるが、「ツーリング」だけはバイクでないと味わえない。つまり、走行こそが本来の目的で、他の要素はライダーが自身を正当化するカモフラージュに過ぎないのだ。目の前にニンジンをぶら下げた馬が止まれないように、「走る」という最大のエサを目の前にしたライダーにとって、それ以外の事象は無用の長物。走るという手段を目的に換える因果律がライダーを支配し、観光地は忘却の彼方へと葬りさられる。今日も各地で悲劇が繰り広げられていることは痛ましい限りだが、これはライダーであれば避けられないものなのだ。

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