バイクショップの店員が妙にフレンドリーなのはなぜ?

バイクショップの店員が妙にフレンドリーなのはなぜ?

掲載日:2008年09月17日 ライダー考現学    

読者からの質問

最近大型免許を取得したので、新しいバイクにしようと久々にバイクショップにいったのですが、スタッフが妙にフレンドリーというか、ぶっちゃけタメ口です。その後他の店にも行ったのですが、比較的そういう割合が高い気がします。どうしてこんなにタメ口率が高いのでしょうか。

新潟県/マブダディさん(CB400スーパーボルドール所有)

 

バイクショップの店員が妙にフレンドリーなのはなぜ?

 

レストランや百貨店など、一般的な店舗と違い度を越してフレンドリーな対応をするバイクショップ。そして、正反対にカミナリ親父もかくやと言わんばかりに、べらんめぇかつ荒ぶる応対のショップ。すべてがそうではないが、このような店舗は確かに存在している。客としては問題に感じるこの対応も、バイク好き同士という視点に置き換えることで、初めて真実が見てくることに気づいていないライダーは多い。

 

客商売としては問題があると思われるこの行動、これはライダー同士であるからこそ発露する、純度の高いコミュニケーションのカタチなのだ。同じバイク好きならば、余計な言葉の装飾など要らない、直に心を響かせあいたい、そういう気持ちが過剰なフレンドリーさや突き放すような荒さを持つスタイルに結びついている。それに応えるのは同じライダーとしての心意気、さらりと流して自らの要望を伝達するスキルを身につけておきたいところだ。ただし、お互いライダーでありバイク趣味人ではあっても、最低限のラインというものは存在する。一瞬のハンドル操作ミスが悲惨なクラッシュを巻き起こすように、言葉のコーナリングも同様の慎重さが必要だ。バイクショップの中で交わされる飾りなきコミュニケーションを乗り越えてこそ、ライダーはソウルフレンドや真のマイスターにめぐり合うことができるのだ。

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