熊本県「吉無田林道 /西吉無田林道48支線」

掲載日:2009年01月30日 林道ツーリング情報局九州エリア    

林道ツーリング情報局

九州を代表する阿蘇 外輪山を駆ける

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阿蘇といえば、オフロードライダーには定番、吉無田林道! とはいえ、過去にこの林道を走ったとき、県道152号から入って探索していたら3回も同じ県道に出てしまったことがある。分岐が多い迷いやすいエリアだ。

今回は熊本に住む、吉無田がホームグランドの仲間達と吉無田水源で合流し一緒に走った。元気になる水源の名水を飲みさっそくスタート。まずは吉無田林道(南側)を走る。ほとんどフラットだが、一部ガレていた。思い思いのライディングでガッーっとコケたり、林の中に突っ込んだり、ヘルメットやマシンに土や草をくっつけて遅れてやってきたり…まったく大笑いさせてくれちゃって、最高。

11時47分、もうすぐ林道の終点だ。事前に調べておいたデータによると、通潤橋で土日祝日の12時に放水がある! 急げ! 放水に間に合ったのに、ろくに見ないまま林道の話しで盛り上がって、西吉無田林道48支線に向かった。

吉無田水源の直ぐそばから林道に入っていく。前線フラットであっという間に十文字峠に辿り着く(コマ図③)。グリーンロードをはさんで、吉無田林道(北側)に次々に入っていく。とんがった石がゴロゴロしている区間や溝があるが、シングルトラックではないのでルート選びは可能だ。実は、十文字峠付近に分岐があり、オフ車であれば冠ヶ岳の途中まで上れる。野焼き後の風景しか見たことはないが、抜群の展望だ! …ったけど、現在は乗り入れ禁止になってしまった。

仲間達と別れた翌日。草原から昇る真っ赤な日の出をカメラに収め、風光明媚な景勝地、阿蘇パノラマスカイラインを経由して大分へ向かった。

このうえもなく楽しい風景。阿蘇町まで見渡せる草原地帯に茶色のジャージー牛が放牧されている。絞りたての牛乳はコクがあり、またここのソフトクリームはとろけそうに美味しいんです!

このうえもなく楽しい風景。阿蘇町まで見渡せる草原地帯に茶色のジャージー牛が放牧されている。絞りたての牛乳はコクがあり、またここのソフトクリームはとろけそうに美味しいんです!

風力発電の風車が10基並ぶ、俵山峠越えの旧道。南阿蘇の雄大なロケーションが望めるワインディングが魅力だ。

風力発電の風車が10基並ぶ、俵山峠越えの旧道。南阿蘇の雄大なロケーションが望めるワインディングが魅力だ。

立ち寄りポイント

通潤橋

ポイント

石造りのアーチ橋で、橋脚の曲線はまるで城の石垣のように美しい「通潤橋」。江戸時代に水の供給のため、橋の内部に水を渡す管を入れて造られたもので、水路橋としては国内最大。国の重要文化財に指定されている。また、橋の中央部からの放水は迫力満点だ。隣接して道の駅通潤橋がある。

住所/熊本県上益城郡山都町大字下市184-1

吉無田水源

ポイント

阿蘇外輪山の麓に広がる吉無田高原。そこには緑に囲まれ穏やかに流れる川のせせらぎと共に、川岸にこんこんと湧き出る「吉無田水源」がある。清水をくみやすいようにパイプまで設置、名水を求めて各地から沢山の人が訪れるため、専用駐車場と休憩所が完備されている。林道アクセスの目印にするといい。

住所/熊本県御船町大字田代吉無田

サルでもわかる!! やさしい林道ツーリングガイド

熊本県の中央に位置する阿蘇は世界最大級のカルデラ。周辺には大草原が広がり、山岳と織り成す風景は絶景! この阿蘇外輪山の南側に網の目のように伸びる林道を、スッキリと一筋書きにつないでご紹介します。

吉無田林道 : ダート区間約24.8km
西吉無田林道48支線 : ダート区間約3km

マップ

松下時子
林道レポーター
松下時子

林道ツーリングをこよなく愛する主婦。愛車セローを駆り、日本全国の林道調査を続けている。自身のホームページ「エンジョイオフロード」も随時更新中!!

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