2018年 全日本モトクロス選手権 第1戦九州大会

掲載日:2018年04月13日 フォトTOPICS    

写真・文/田宮 徹
取材協力/MFJ全日本モトクロスオフィシャルファンサイト  国際A級プロフィールサイト「モトクロ男子」

2018年 全日本モトクロス選手権 第1戦九州大会の画像

IA-1決勝ヒート1のスタートシーン。今季、完全なファクトリーチーム体制でこのクラスに臨むのは、山本鯨選手(#1)と成田亮選手(#982)を擁するホンダのみ。両者、好スタートを切りました。

全日本モトクロス選手権シリーズが開幕!
最高峰クラスでは成田亮選手がIA通算150勝を達成!

2018年の全日本モトクロス選手権シリーズが開幕。第1戦九州大会が、4月7日(土)~8日(日)に熊本県のHSR九州で開催されました。

今季は、昨年と同じく全9戦のスケジュールながら、夏のSUGO大会と秋の関東大会に代わり、6月上旬にも九州大会、5月下旬に加えて8月下旬にも中国大会が設定されていて、西日本のモトクロスファンにとっては、観戦の機会がより増えます。

開幕戦の舞台がHSR九州となるのは、今季で7年連続。このコースはホンダの熊本製作所に併設されていて、2014年には世界選手権を開催できるほどのコース幅が与えられるなどの完全リニューアルが施されています。さらに、昨年までに続いて今年もまた、大会前に大量の山砂を運び入れながら入念なメンテナンスが実施されました。

天候は、土曜日が曇り時々雨で、日曜日が晴れ。金曜日に強い雨が降った影響もあり、土曜日のコースはマディに近い状況でしたが、日曜日には一気に回復しました。

全日本最高峰クラスとなる、排気量450ccの4ストマシンがおもに走るIA-1では、ホンダファクトリーチームの成田亮選手(#982)が両ヒート優勝。成田選手はヒート1で、IA通算150勝を飾りました。

排気量250ccの4ストマシンを中心に競われるIA-2では、ヒート1をホンダファクトリーチームの能塚智寛選手(#828)、ヒート2をホンダに乗る古賀太基選手(#922)が制しました。

また、2スト85ccと4スト150ccが混走するレディースクラスでは、本田七海選手(#3)が独走で全日本初優勝を挙げました。

IA-1の決勝ヒート1では、成田亮選手(#982)がスタートでトップに立ち、カワサキトップチームの小方誠選手(#2)が追いました。しかし小方選手は2周目に転倒。代わりに山本鯨選手(#1)が成田選手を追撃!

IA-1決勝ヒート1で、前半に一度は山本鯨選手(#1)にトップの座を明け渡しながら、中盤に再逆転して逃げ切り、IA通算150勝を挙げた成田亮選手。ヒート2も勝利して、通算優勝記録を「151」へと伸ばしました。

昨年、全日本最高峰クラスで初めてのシリーズタイトルを獲得した山本鯨選手。今大会ではマシンとのマッチングに苦しむ影響でヒート1から腕上がりの症状に悩まされ、ヒート1が2位、ヒート2が4位でした。

IA-1決勝で両ヒートとも3位となった、カワサキトップチームの新井宏彰選手。昨年は、シーズン途中でケガによる欠場があり、タイトル争いから脱落。今季は着実にポイントを稼いでチャンピオンを狙います。

昨年は最終戦までIA-1クラスチャンピオンを狙える位置にいた、カワサキトップチームの小方誠選手。ヒート1は転倒リタイアも、ヒート2は2位入賞。今季、このチームは新型ファクトリーマシンを使います。

ヘビーマディとなった昨年の最終戦で、KTMに全日本最高峰クラスの初優勝をもたらした星野優位選手は、マシンをヤマハにスイッチ。ヒート1は4位、ヒート2は5位とまずまずのシーズンインを果たしました。

今季はヒートごとの表彰が廃止され、総合成績による表彰式に。IA-1は、写真中央の成田亮選手(#982)が優勝し、写真左の新井宏彰選手(#331)が総合2位、同右の山本鯨選手(#1)が総合3位でした。

大会の最後には、今大会IA-1ヒート1での勝利によりIA通算150勝を達成した成田亮選手(#982)を祝うセレモニーが開催されました。「まだまだやれると思うので、まずは160勝を狙いたい」と成田選手。

IA-2クラスは、昨年度のチャンピオンとなった渡辺祐介選手が、今季はアメリアのAMAモトクロス選手権にチャレンジすることから、再びチャンピオン不在のシーズンとなります。しかし、すでにニューヒーローも登場!

IA-2決勝ヒート1で優勝したのは、ホンダファクトリーチームから参戦する能塚智寛選手。昨年は世界選手権に挑戦するも、シーズン序盤に大ケガ。再起と世界の舞台への復活をかけ、今季は全日本を戦います。

IA-2決勝ヒート1では、能塚智寛選手と激しいトップ争いを繰り広げ、ラストに逆転を許して2位となった古賀選手。しかしヒート2は、トップを守って優勝しました。今季は、新チームを立ち上げての参戦です。

これまでホンダのマシンに乗ってIA-2を戦ってきた小川孝平選手が、今季はカワサキにマシンをスイッチ。ヒート2はスタートでの出遅れが響いて10位でしたが、ヒート1では3位でゴールして表彰台に立ちました。

IA-2で一躍注目ライダーの仲間入りを果たしたのは、数年間のアメリカ生活で腕を磨き、今季は全日本選手権にフル参戦する横山遥希選手。ヒート1は5位で、ヒート2はトップと約2秒差の2位!

IA-2も両ヒート総合成績による表彰。写真中央が、ヒート2の優勝と総合でのトップを奪った古賀太基選手(#922)。同左が総合2位の能塚智寛選手(#828)、同右が総合3位の横山遥希選手(#66)です。

レディースクラスでは、ヤマハのマシンを駆る本田七海選手(#3)が全日本初優勝。ライバル勢にマシントラブルなどがあったとはいえ、地元大会に燃える畑尾樹璃選手(#4)をスピードで圧倒しての勝利でした。

昨年、レディースクラスのシリーズタイトルを獲得した竹内優菜選手(#1)。予選を本田七海選手(#3)と僅差の2位でクリアして、決勝での好成績を狙いましたが、マシントラブルでまさかのリタイアになってしまいました。

悲願の全日本初優勝を達成して、表彰台の上で喜びをかみしめた本田七海選手(#3)。「チームの支援でシーズンオフにアメリカでトレーニングさせてもらったおかげだと思っています」と感謝を述べていました。

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