全日本モトクロス選手権 第1戦九州大会

掲載日:2015年04月15日 フォトTOPICS    

取材・写真・文/田宮 徹  取材協力/MFJ レーシングリザルト

IA-1決勝ヒート1は、ホンダファクトリーチームの成田亮選手(#1)が好スタートを決め、1周目をトップでクリア。今年からヤマハのファクトリーチームに加入した安原志選手(#500)も好位置!

今季の全日本モトクロス選手権は全10戦!
その開幕戦で、最高峰クラスの成田亮選手が両ヒート制覇!

2015年の全日本モトクロス選手権がスタート。第1戦九州大会が、4月4・5日(土・日)に熊本県のHSR九州で開催されました。今季は昨シーズンより1戦増え、全10戦の設定。第5戦として、神戸空港に隣接した場所を使う特設スーパークロス風コースでの大会も予定されています。

開幕の舞台は、昨年までと同じ。このコースは、ホンダの熊本製作所に併設されていて、昨年には世界選手権を開催できるほどのコース幅が与えられるなどの完全リニューアルが施されています。今年はその仕様をほぼ踏襲していますが、レースウィークを通じて大量の雨が降った影響により、決勝日のコースはマディコンディション化したことから、大幅なショートカットが施されました。また降雨の影響により、各クラスの決勝レースは5分ずつ短縮されました。

全日本最高峰クラスとなる、排気量450ccの4ストマシンがおもに走るIA-1は、25分+1周の決勝レースとなり、その両ヒートをいずれもホンダファクトリーチームに在籍する昨年度王者の成田亮選手(#1)が制しました。排気量250ccの4ストマシンを中心に競われるIA-2では、ヒート1でスズキファクトリーチームの竹中純矢選手(#31)、ヒート2ではホンダファクトリーチームの富田俊樹選手(#317)が勝利を収めました。また、2スト85ccと4スト150ccが混走するレディースクラスでは、地元ライダーの畑尾樹璃選手(#3)が優勝しました。

【リンク】
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01IA-1決勝ヒート1の成田亮選手は、一時はチームメイトの小方誠選手(#2)などに先行されましたが、最終的には逆転に成功。シーズンオフのケガを感じさせない走りで、勝利を収めました。

02今年もスズキファクトリーチームから参戦する、IA-1の熱田孝高選手(#4)は、決勝ヒート1でトップ争い。終盤に2連ジャンプを飛んで逆転を狙うもコースアウトし、2位でゴールしました。

03IA-1クラスの小方誠選手は、今年もホンダファクトリーチームから参戦。2年連続のシリーズランキング2位から、今季は初のチャンピオンを狙います。今大会は、ヒート1が3位、ヒート2が4位。

04IA-1決勝ヒート1の表彰台。写真中央が開幕優勝を決めた成田亮選手(#1)、同左が最後まで成田選手を追って2位入賞の熱田孝高選手(#4)、同右が3位の小方誠選手(#2)です。

05IA-1決勝ヒート2では、今季も熱田孝高選手(#4)とコンビを組んでスズキファクトリーチームから出場する小島庸平選手が、レース序盤にトップを走る活躍。小島選手は2位でゴールしました。

06今季はヤマハファクトリーチームを離れ、久しぶりに自身のチームから参戦するIA-1の田中教世選手。ヒート1はスタート直後に転倒して9位も、ヒート2は序盤にトップを走って3位入賞!

07昨年のIA-2からIA-1にステップアップし、なおかつ初のファクトリーチーム入りを果たした安原志選手。チームメイトの平田優選手(#5)がケガで欠場するなか、孤軍奮闘でヒート1は5位。

08IA-1決勝ヒート2の表彰台。写真中央が4年連続で開幕戦両ヒート制覇を達成した成田亮選手(#1)、同左が2位の小島庸平選手(#44)、同右が昨年に続いて3位の田中教世選手(#16)です。

09IA-2決勝ヒート1で勝利した竹中純矢選手。今季も、スズキファクトリーチームから参戦。ヒート2では3位となりましたが、難しいコンディションのレースをうまくまとめました。

10IA-2の渡辺祐介選手は、昨年のヤマハファクトリーチームから、今季新設されたヤマハの若手育成チームに移籍。ヒート2はマシントラブルでリタイアも、ヒート1で2位に入賞しました。

11IA-2クラスで、一昨年はシリーズチャンピオン、昨年はランキング2位となった富田俊樹選手。今季も、ホンダファクトリーチームから出場します。ヒート1は3位、ヒート2は優勝!

12IA-2決勝ヒート1の表彰台。写真中央がライバルたちとのバトルを制して優勝した竹中純矢選手(#31)、同左が2位となった渡辺祐介選手(#43)、同右が3位の富田俊樹選手(#317)です。

13IA-2の田中雅己選手は、昨年までのホンダファクトリーチームから、今季はかつて在籍していたプライベーター系チームへ。ヒート2では、かつてのチームメイトとトップ争いを展開して2位に!

14IA-2決勝ヒート2の表彰台。写真中央が優勝した富田俊樹選手(#317)、同左が2位入賞の田中雅己選手(#113)、同右が3位の竹中純矢選手(#31)。両ヒート総合では富田選手がトップでした。

15レディースクラスでは、昨年までのスズキ2ストから、今季はホンダ系チームに移籍して4ストを駆る、一昨年度チャンピオンの邵洋子選手(#5)に注目が集まりました。その邵選手は好スタート!

16竹内優菜選手(#1)や邵洋子選手(#5)といったチャンピオン経験者や、マディを得意とする安原さや選手(#2)などがスタックで遅れるなか、安定した走りで勝利したレディースクラスの畑尾樹璃選手。

17レディースクラスの表彰台。写真中央が優勝した畑尾樹璃選手(#3)、同左が2位入賞の安原さや選手(#2)、同右が3位の永井歩夢選手(#15)。永井選手は、今回が全日本初表彰台です。

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