全日本モトクロス選手権 第3戦中国大会

掲載日:2014年05月23日 フォトTOPICS    

取材・写真・文/田宮 徹  取材協力/MFJ  レーシングリザルト

IA-1の決勝ヒート1。好スタートを決めたのは、シーズンオフのケガからの復帰レースとなった星野 裕選手(#7)。昨年までのカワサキから、今季はKTMにマシンをスイッチ。今回が地元大会です。

IA-1は小方 誠選手と新井 宏彰選手が今季初優勝!
IA-2は前戦に続いて勝谷 武史選手が両ヒート制覇!

全日本モトクロス選手権の第3戦中国大会が、5月10日(土)~11日(日)に広島県のグリーンパーク弘楽園で開催されました。

各クラスの予選が行われた土曜日、決勝が繰り広げられた日曜日とも、朝から夕方までほとんど雲のない快晴に恵まれ、路面はドライコンディション。入念な散水作業によりホコリの発生が抑えられ、涼しい風と強い日差しが心地よい絶好の観戦環境となりました。

全日本最高峰クラスとなる、排気量450ccの4ストロークマシンが走るIA-1では、30分+1周で競われる午前・午後ふたつの決勝レースで、ヒート1をホンダファクトリーチームの小方 誠選手(#2)、ヒート2をカワサキファクトリーチームの新井 宏彰選手(#331)が制しました。これにより、開幕から続いた成田 亮選手(#1)の連勝は「4」でストップしました。

排気量250ccの4ストロークマシンで競われるIA-2では、3年ぶりに全日本復帰を果たした大ベテランの勝谷 武史選手(#888)が再び両ヒートを制し、連勝を「5」に伸ばしました。

また、男子顔負けの熱いレースが繰り広げられることで知られるレディースクラスでは、前戦に続いて竹内 優菜選手(#2)と邵 洋子選手(#1)がデッドヒート。今回はこれに安原 さや選手(#3)も加わり、最終的には竹内選手が勝利しました。

【リンク】
「MFJ全日本モトクロスオフィシャルファンサイト」
http://jmx.jp/

国際A級プロフィールサイト「モトクロ男子」
http://mx-danshi.com/

フォトTOPICS(写真点数/17枚)

01IA-1決勝ヒート1で勝利した、ホンダファクトリーチームの小方 誠選手。中盤でトップに浮上。終盤には一時、熱田 孝高選手(#5)の接近を許すも、最後に突き放して今季初勝利を挙げました。

02IA-1決勝ヒート1でトップ争いを演じて2位に入賞し、開幕2戦の不調から脱却したことをアピールした、スズキファクトリーチームの熱田 孝高選手(#5)。ヒート2でも3位に入りました。

03IA-1決勝ヒート1で、2周目に転倒して12番手まで沈みながら、3位まで追い上げてゴールした、ホンダファクトリーに在籍する王者の成田 亮選手(#1)。ヒート2は5位に終わりました。

04ホンダに乗るプライベーターの深谷 広一選手は、IA-1決勝ヒート1で序盤に2番手、中盤に3番手を走行。成田 亮選手(#1)に抜かれた後に再逆転を狙い、あと一歩届かずも4位に入賞しました。

05IA-1決勝ヒート1の表彰台。写真中央が、今季初優勝を挙げた小方 誠選手(#2)。同左が、2位入賞で今季初表彰台の熱田 孝高選手(#5)。同右が、連勝が止まった3位の成田 亮選手(#1)です。

06IA-1決勝ヒート2で、好スタートを決めてオープニングラップからトップを走行し、そのまま誰にもその座を譲ることなくゴールした新井 宏彰選手。昨年はケガで不調も、ここで完全復活です!

07IA-1決勝ヒート2の表彰台。写真中央が、今季初優勝を挙げた新井 宏彰選手(#331)。同左が、2位入賞で総合優勝に輝いた小方 誠選手(#2)。同右が、両ヒートで表彰台に上がった熱田 孝高選手(#5)です。

08IA-2の決勝レースでは両ヒートとも、序盤からトップに立った勝谷 武史選手(#888)が、ライバルをまったく寄せ付けない独走で勝利。開幕戦ヒート2から、5連勝を達成しました。

09IA-2決勝ヒート1で、レース後半に富田 俊樹選手(#1)や能塚 智寛選手(#43)を抜いて、2位でフィニッシュした岡野 聖選手。スズキ系のチームから参戦し、今季2度目の表彰台登壇です。

10IA-2の決勝レースで、ヒート1はレース前半にホンダファクトリー勢を抜いて3位、ヒート2でも富田 俊樹選手(#1)とバトルを演じて3位に入賞した、カワサキプライベーターの能塚 智寛選手。

11IA-2決勝ヒート1の表彰台。写真中央が優勝した勝谷 武史選手(#888)、同左が2位入賞の岡野 聖選手(#42)、同右が3位の能塚 智寛選手(#43)。ベテラン、中堅、若手の順となりました。

12IA-2決勝ヒート1では、ホールショットを奪うもその後に順位を下げて4位に終わった富田 俊樹選手。ヒート2では、能塚 智寛選手(#43)をレース後半にねじ伏せて、2位表彰台に登壇しました。

13IA-2決勝ヒート2の表彰台。写真中央が、再び優勝した向かうところ敵なしの勝谷 武史選手(#888)。同左が、2位入賞の富田 俊樹選手(#1)。同右が、再び3位の能塚 智寛選手(#43)です。

14レディースクラスでは、前戦でも竹内 優菜選手(#2)と邵 洋子選手(#1)の熱いバトルが繰り広げられましたが、今大会でも予選と決勝でそれを再現。今回も、竹内選手が最後に逆転しました。

15レディースクラスの邵 洋子選手(#1)は、レース終盤までトップを走り、一時は2番手を走る竹内 優菜選手(#2)からリードを奪いましたが、コースアウトするミスにより2位でゴールしました。

16レディースクラスで、邵 洋子選手(#1)と竹内 優菜選手(#2)の背後でふたりをマークし、レース後半にはトップ争いに加わった安原 さや選手。逆転はならずも、3位入賞で表彰台に立ちました。

17レディースクラスの表彰台。写真中央が、今季2勝目を挙げた竹内 優菜選手(#2)、同左が2位に入賞した邵 洋子選手(#1)、同右が3位の安原 さや選手(#3)。今季も、この3名がレースをけん引します。

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