全日本スーパーモタード選手権 第3戦

掲載日:2013年07月05日 フォトTOPICS    

取材・写真・文/田宮 徹  取材協力/MFJSUPER MOTO JAPAN

S1プロクラス決勝ヒート1のスタートシーン。ポールポジションの佐合 潔選手(#1)が、好スタートを切ってレースをリード。2番グリッドの森田 一輝選手(#2)がこれを追いました。

各クラスでし烈なハイスピードバトル!
S1プロクラスでは佐合潔選手が両ヒート制覇!

スーパーモタードレースの日本最高峰シリーズとなる全日本スーパーモタード選手権の第3戦が、2013年6月23日(日)に福島県のエビスサーキットで開催されました。

このシリーズは、日曜日のみの1デイ開催で、年間7戦が設定されています。大会は、排気量290~450ccの4ストロークマシンと175~250ccの2ストロークマシンが参戦するトップカテゴリーのS1プロ、アンリミテッド(排気量460cc以上の4ストロークマシン)とS1(290~450ccの4ストロークマシンと175~250ccの2ストロークマシン)が混走するS1オープン、排気量175~250ccの4ストロークマシンと100~125ccの2ストロークマシンで競われるS2の、3クラスで構成。S1プロクラスのみ、1日に2回の決勝を行います。

今大会は天候に恵まれ、晴れ時々曇りで路面はドライコンディション。気温は26度まで上昇しました。使用コースは、エビスサーキットの中でもっとも長い西コースがベース。長めのダートセクションや、本来のコースとは異なるターマックセクションなどを増やした、ハイスピードなコースでした。

S1プロクラスでは、ランキングトップで臨んだ佐合潔選手(#1)が両ヒートで独走して優勝。S1オープンクラスでは、転倒者が続出した波乱のレースを吉田雄一選手(#1)が制し、S2クラスでは中木亮輔選手(#3)が全日本初優勝を達成しました。

次戦は、7月21日(日)に広島県のTSタカタサーキットで開催されます。

フォトTOPICS(写真点数/17枚)

01S1プロクラスで、両ヒート優勝を達成した佐合 潔選手。ヒート1は、ホールショットから逃げ切って勝利。ヒート2は、好スタートを切った森田 一輝選手(#2)を序盤に抜いて独走しました。

02S1プロクラスの両ヒートで2位に入賞した森田 一輝選手。ヒート2では、ポールポジションの佐合 潔選手(#1)を抑えて序盤はトップを走行。しかし、今季2勝目はならず。

03S1プロクラスの決勝ヒート1では、レース序盤から中盤にかけ、金児 隆太選手(#3)、増田 智義選手(#4)、野左根 航汰選手(#31)による接戦の3番手争いが繰り広げられました。

04S1プロクラスの決勝ヒート1で、金児 隆太選手(#3)や野左根 航汰選手(#31)と3番手争いを繰り広げ、ダートセクションで金児選手をパスして3位に入賞した増田 智義選手。

05S1プロクラス決勝ヒート1の表彰台。中央が優勝した佐合 潔選手(#1)。写真左が2位の森田 一輝選手(#2)。同右が3位の増田 智義選手(#4)。佐合選手は、シャンパンファイトに備えて着替え済み。

06S1プロクラスの予選3番手から臨んだ谷田部 高則選手。決勝ヒート1は、スタート直後の転倒とその後のマシントラブルで最下位。しかしヒート2では、実力を発揮して3位に入賞しました。

07S1プロクラスの両ヒートで、4位に入賞した金児 隆太選手。ヒート1では、中盤まで3番手を走行するも増田 智義選手(#4)に抜かれ、ヒート2は谷田部 高則選手(#7)に一歩届きませんでした。

08S1プロクラスの決勝レースで、両ヒートを5位とまとめた五十住 洋佑選手。ヒート1は、序盤に転倒を喫しながらもばん回。ヒート2は、増田 智義選手(#4)の追撃をかわしました。

09ロードレースで活躍する野左根 航汰選手が、S1プロクラスにスポット参戦。決勝ヒート1は、4番手浮上を試みた際に転倒して6位。ヒート2は、ピットスタートから追い上げて7位でした。

10S1プロクラス決勝ヒート2の表彰台。優勝した佐合 潔選手(#1)と、2位に入賞した写真左の森田 一輝選手(#2)は、ヒート1と同じ。3位には、写真右の谷田部 高則選手(#7)が入賞。

11S1オープンクラスで、ポールポジションから決勝に臨み、そのまま優勝した吉田 雄一選手。レース後半、2番手の鶴岡 良行選手(#39)に距離を詰められるも、鶴岡選手の転倒で逃げ切りました。

12S1オープンクラスは、転倒者が続出するサバイバルレースとなりました。2位に入賞したのは、予選8番手から臨んだ豊田 肇選手(#17)。転倒することなく、10周を走り切りました。

13S1オープンクラスで3位に入賞した鶴岡 良行選手。一時は、トップを走る吉田 雄一選手(#1)と差を縮め、1秒ほど後方に。しかしそこで転倒を喫し、後退してしまいました。

14S1オープンクラスの表彰台。中央が優勝した吉田 雄一選手(#1)。写真左が2位の豊田 肇選手(#17)。同右が3位の鶴岡 良行選手(#39)。「勝てたのは、テクニクスの足まわりのおかげ」と吉田選手。

15S2クラスは、予選と決勝で、中木 亮輔選手(#3)と濱原 颯道選手(#47)による接戦のトップ争いが繰り広げられました。決勝は、パッシングを試みた濱原選手が転倒し、中木選手が優勝!

16S2クラスで、予選3番手から決勝に臨み、2位でフィニッシュした土井原 弘樹選手。トップの中木 亮輔選手(#3)には離されてしまいましたが、見事にポジションを守り抜きました。

17S2クラスの表彰台。中央が優勝した中木 亮輔選手(#3)。写真左が2位の土井原 弘樹選手(#19)。同右が3位の輿水 拓弥選手(#46)。中木選手は、全日本挑戦3年目で初優勝です。

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