2012 全日本モトクロス選手権 第3戦 中国大会

掲載日:2012年05月22日 フォトTOPICS    

取材・写真・文/田宮 徹  取材協力/MFJ

IA-1の決勝ヒート1は、成田亮選手(#1)の好スタートで幕を開けました。チームメイトの平田優選手(#6)も絶妙なスタートダッシュをみせ、1周目を2番手でクリアしました。

IA-1の成田亮選手は連勝を「6」に伸ばす!
IA-2では三原拓也選手が両ヒート制覇!

全日本モトクロス選手権シリーズの今季第3戦は、広島県のグリーンパーク弘楽園で開催されました。瀬戸内海の港町で観光地としても有名な尾道から、北西方向に30kmほど走った山中にあるこのコースは、全日本屈指のダイナミックなレイアウトを誇るハイスピードコースです。天候は、予選が行われた土曜日、決勝が開催された日曜日ともに晴れ。朝晩は冷え込みましたが、日中は20度前後まで気温が上昇しました。

排気量450ccの4ストマシンが走る、全日本最高峰クラスのIA-1では、今季これまで負けなしで今大会を迎えたホンダファクトリーライダーの成田亮選手(#1)が、いずれも最終ラップまで続いた接戦を制して、再び両ヒート制覇を達成。排気量250ccの4ストマシンで競われるIA-2では、カワサキファクトリーチームから参戦する三原拓也選手(#1)が、今季初の両ヒート優勝を決めました。排気量85ccの2ストマシンと150ccの4ストマシンが混走するレディースクラスでは、邵洋子選手(#2)が今季初優勝を挙げています。

フォトTOPICS(写真点数/17枚)

01成田亮(あきら)選手にとっては、あまり相性がよくないコース。これまでのように独走とはいかず、最後までライバルの追撃を許しましたが、それでも両ヒートで勝ってしまうのがさすが!

02カワサキのテストで頻繁に走っているため、このコースを熟知しているカワサキファクトリーライダーの新井宏彰選手。ヒート1では2度も転びながら、両ヒートで2位に入賞!

03ヒート1では、最終ラップのフィニッシュジャンプ直前まで、成田亮選手と約1秒差の2番手を走行しながら、最後に新井宏彰選手の逆転を許してしまった、IA-1の平田優選手。

04今季はプライベートチームから参戦するホンダの増田一将選手。両ヒートでトップ争いに加わり、ヒート1は4位、ヒート2は3位表彰台と、前戦に続き好調をアピールしました。

05IA-1ヒート1の表彰台。中央が優勝した成田亮選手。右が2位の新井宏彰選手。左が3位の平田優選手。成田選手から平田選手までがわずか0.9秒差でゴールする、超接戦でした。

06IA-1決勝ヒート1ではレース中盤以降も、トップを守る成田亮選手(#1)を、増田一将選手(#7)と新井宏彰選手(#331)が猛追。逆転に向けた勝負ポイントを探しました。

07IA-1決勝ヒート2のラストラップ。増田一将選手を抜いて再び2番手に浮上した新井宏彰選手(#331)が、成田亮選手(#1)の背後に迫り、最後の最後での逆転を狙いました。

08IA-1ヒート2の表彰台。中央が優勝した成田亮選手。右が2位の新井宏彰選手。左が3位の増田一将選手。成田選手は、今季開幕からの連勝を「6」に伸ばしました。

09IA-2決勝ヒート1のスタートシーン。星野優位選手(#166)、山本鯨選手(#55)、三原拓也選手(#1)などの有力選手が、好スタートを切ってレースを引っ張っていきました。

10今季初の両ヒート優勝を達成した、カワサキファクトリーチームからIA-2に参戦する昨年度同クラスチャンピオンの三原拓也選手。走り慣れたコースで、安定した走りを披露!

11ヒート1では3位、ヒート2では走りを修正して2位と、両ヒートで表彰台に登壇した、スズキファクトリーチームでIA-2を戦う山本鯨(けい)選手。第2戦では両ヒートで勝っています。

12ポイントランキングトップで今大会に臨んだ、ホンダサテライトチームからIA-2に出場する星野優位選手。両ヒートで優勝争いに加わり、ヒート1は2位、ヒート2は3位。

13IA-2の両ヒートで4位に入賞した田中雅己選手。予選では、圧倒的なベストラップを叩き出して周囲を驚かせましたが、散水の影響などで路面が荒れた決勝では不発に終わりました。

14IA-2決勝ヒート1の表彰台。中央が優勝した三原拓也選手、右が2位の星野優位選手、左が3位の山本鯨選手。決勝ヒート2も、同じ顔ぶれが表彰台に登壇することになりました。

15レディースクラスで、今季初優勝を挙げた邵洋子(しょう ようこ)選手。開幕戦と第2戦は、成績的にはやや低迷しましたが、ここでの優勝により、一気に巻き返しを図ってきそうな気配です!

16スタートでやや出遅れたことが響き、2位でのゴールとなった安原さや選手。なおレディースクラスのシリーズランキングは、順位が良かった6戦分の有効ポイント制で競われます。

17レディースクラスの表彰台。中央が優勝した邵洋子選手、右が2位の安原さや選手、左が3位の山本泉選手。スズキ、ヤマハ、ホンダのライダーが1名ずつ表彰台に上がりました。

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