ユータロー直伝! 林道ツーリング10のポイント/10.ブレーキターン編

掲載日:2018年08月17日 フォトTOPICS    

取材協力/内山ユータロー、本杉卓也
文/ガルル編集部 写真/舟橋 賢
記事提供/ガルル編集部
※この記事は『月刊ガルル vol.365』に掲載された内容を再編集したものです。

ブレーキターンは、タンクの上に
座ってリアブレーキをロック!

ブレーキターンは、バイクのパワーと慣性で向きを変えるので、覚えてしまえば楽にターンできる。大切なのは後輪を大きく滑らせること。そのためには進入速度を充分に取り、クラッチを切ってリアブレーキを踏んで後輪をロックさせ、スライドが始まったらバイクを内側に倒そう。コーナリングと同じでバイクを傾けなければ、向きを変えることはできない。練習は必ずフラットダートで行なうこと。焦らずに少しずつ転回角度を増していこう。

ユータロー先生のブレーキターンを横から見てみよう。後輪を滑らせられるように速くても20km/h程度で進入し、タンクの上に座ってクラッチを切り、リアのブレーキを一気に踏んでロックさせる。後輪が滑り始めたら、外側のステップを踏んでバイクと一体になり、行きたい方向にヘソを向ける。ターンが終了したら、クラッチをつないでアクセルオンだ!

ユータロー先生のブレーキターンを正面から見てみよう。ユータロー先生のブレーキターンの一番の特徴は速度のメリハリがあること。勢いよく加速してきたら、一気にリアブレーキで後輪をロック。テールが流れる慣性を殺さないようにしながらハンドルを切り、行きたい方向にヘソを向けてターン。確実にバイクの向きを変えている。

本杉君のブレーキターンを横から見てみよう。テールスライドをさせて見事に向きを変えたが、バイクが90°向きを変えたあたりで止まってしまった。これは進入速度が遅かったこと、タンクの上に座っていなかったことに原因がある。Uターン方向に体を向けていないのもバイクの方向が変わらなかった一因だ。徐々に進入速度を上げながら練習だ。

本杉君のブレーキターンを正面から見てみよう。正面から見てみると、進入速度が遅く後輪のスリップが続かないのと、バイクを充分に傾けていないのが分かる。3枚目の写真ではタンクの上に座っていないので、やや体が遅れている。だが、最初の挑戦にしては上出来! 練習を積んでいけば、立派なオフロードライダーになることは間違いなしだ!

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