ユータロー直伝! 林道ツーリング10のポイント/8.コーナリング後編

掲載日:2018年08月10日 フォトTOPICS    

取材協力/内山ユータロー、本杉卓也
文/ガルル編集部 写真/舟橋 賢
記事提供/ガルル編集部
※この記事は『月刊ガルル vol.365』に掲載された内容を再編集したものです。

倒し込みが足りないとハンドルが切れないので曲がらない

自分のバイクをコーナリングするように傾けてみよう。すっとハンドルが切れ込んでいくはずだ。バイクのコーナリングはハンドルを切って曲がるのではなく、車体を倒して曲がるのが基本。ハンドルは自然な角度へと“当てていく”だけだ。バイクを安定して傾けるには、ポイント7で紹介した「シートの外側の角に座る」「外側のステップの上に踏ん張る」「タンクの上に座る」「行きたい方向にヘソを向ける」を行なえば必ずできる!

ユータロー先生のコーナリング/ユータロー先生のコーナリングは、(写真上)コーナーの進入で充分減速し、すでにタンクの上に座っている。(写真中)コーナーの前半ですでにバイクを倒し込んでいるのでハンドルもしっかりと切れているし、ヘソも進行方向に向いている。(写真下)だからコーナー出口では、バイクが進行方向に向いている。

本杉君のコーナリング/本杉君のコーナリングは、(写真上)減速はしっかりとしていたが、座っているのはシートの中央部付近。(写真中)フォームがリーンウイズで充分にバイクを倒せていないので、早くも外側に膨らみはじめている。(写真下)無事、コーナリングを終えたが、バイクは狙った方向より外側を向いてしまった。

なぜ右コーナーはむずかしいのか? 右コーナーが難しいのは、リアブレーキ側の足を出さなければならないので、ブレーキを引きずれないため。上手に行なおうと思ったら、手前で充分減速しておく必要がある。速度を落としすぎてもきれいに回れないので、あとは練習だ!

スタンディングでのコーナリングは、内側のステップを踏んでバイクを寝かせるのがポイント。スタンディングでのコーナリングは、内側に足を出すことができない。であれば、内側のステップを強く踏んで重心を移し、股の間でバイクを傾けて回っていこう。行きたい方向にしっかりとヘソを向けること。この時、ハンドルは切るというより“切れ込んでいくのを支える”が正解だ。

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