ユータロー直伝! 林道ツーリング10のポイント/6.スタンディングでのブレーキング編

掲載日:2018年08月03日 フォトTOPICS    

取材協力/内山ユータロー、本杉卓也
文/ガルル編集部 写真/舟橋 賢
記事提供/ガルル編集部
※この記事は『月刊ガルル vol.365』に掲載された内容を再編集したものです。

重心位置を後ろに低く置くと
制動距離が短くなる!

スタンディングでのブレーキングは重心位置が上がるために、シッティングでのそれに比べて難しくなる。それだけに前後輪の荷重を増して制動力を高めるための基本フォームは大切だ。まず、バイクは足首でホールドしたら、腰を引きながら太腿の内側でシートの両角を下に押して後輪に荷重をかける。前輪は、腰を引く反作用でハンドルを下に押しながら荷重をかけよう。これで前後輪に荷重がかかり、タイヤが路面を捉える力が増すはずだ。

ユータロー先生のステンディングでのブレーキングを見てみよう。スタンディングで走ってきて、赤いコーンを目印にブレーキングを開始する。まだ腰を引いてなく、ハンドルも下に押していない。重心も高いままだ。

ブレーキングと同時に、前後サスが沈み込んでいるのが分かるはず。この時、ユータロー先生は腰を引き、太腿の内側でシートの両角を下に押し、さらにハンドルを下に押して前後輪に負荷を掛けてグリップ力を増している。

真横から見ると、前後のサスペンションが大きく沈んでいるのがわかる。さらに速度域が上がると、より腰を引き、またハンドルを押して前後輪に強く荷重をかけると共に、状態を低くして重心位置を下げていくことになる。

基本のスタンディング・フォーム(上)、ブレーキング・フォーム(下)。ブレーキング・フォームの練習はサイドスタンドを立て、止まった状態で行なうとやりやすい。走行中にフォームの練習をしても、意外と腰は後ろに引けてなく、上体もそれほど低くないことが多いからだ。繰り返し姿勢変化の練習をし、身体を動かすイメージを覚え込もう。

本杉君のブレーキングはというと、重心を低く保ったほうが安全だと感じたのか自然と腰を引いているが、どちらかといえばヒザを深く折っただけの姿勢といえる。そのためハンドルにただ手を乗せているだけ状態なので、前輪に荷重があまりかかっていない。通常のスタンディングのままブレーキングするよりはいいのだが、ギャップで振られやすい状態だ。

スタンディングとシッティングではこれほど制動距離が違う! ユータロー先生にスタンディングと、シッティングでのブレーキングの制動距離の違いを見せてもらった。結果はシッティングのほうがより短い距離で止まることができた。「シッティングは重心位置が低いので、その分、より強くブレーキをかけられる」というのがその理由だ。

繊細なレバー操作は、ブレーキコントロールの要! ブレーキレバーの操作は“握る”のはなく、“手前にレバーを引く”のが正解。指一本で操作をするのは、繊細なコントロールはもちろん、ブレーキングでハンドルをしっかりと握ることができるから。クラッチを切るのは停止の瞬間のみ。クラッチをつなげた状態を長くし、エンジンブレーキを有効に使うためだ。

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