ユータロー直伝! 林道ツーリング10のポイント/2.バイク&装備品チェック編

掲載日:2018年07月20日 フォトTOPICS    

取材協力/内山ユータロー、本杉卓也
文/ガルル編集部 写真/舟橋 賢
記事提供/ガルル編集部
※この記事は『月刊ガルル vol.365』に掲載された内容を再編集したものです。

林道でマシントラブルに見舞われないために
出かける前に7つの箇所をチェックしておこう!

林道ツーリングをトラブルなしに楽しむためにも、出かける前のバイクのチェックは欠かせない。チェックしたいのは、ヘッドライトやテールランプ、ウインカーの灯火類とそれを支えるバッテリー。さらには走りの要となるエンジンオイルとガソリン、チェーンとタイヤだ。

大切なのは正常な状態になっているかどうかなので、むずかしい知識はいらない。林道の途中でアクシデントに泣かないためにも、出発の前に10分間の7カ所チェックを行なおう!

1.ヘッドライトのHigh & Lowの点灯をチェック/常時点灯タイプのバイクがほとんどだが、その分、点灯時間が長くなったのでバルブの傷みも早くなる。エンジンをかけたら、ライトのHigh & Lowスイッチを切り替えながら、ちゃんと点灯しているかチェックしよう。

2.セルの回りかたでバッテリーの容量を確認! /バッテリーの状態をしっかり判断するなら電圧計で測り13V以上あればOK。電圧計がないなら、エンジンを掛けない状態でホーンを鳴らし、正常な音量であれば大丈夫だ。また、セルを回した時に「キュルキュル」いってエンジンがなかなか掛からない場合も寿命に近い。

3.ガソリンの残量は充分か/“うっかり”で一番多いのがガソリンの残量だ。一般道から高速道路を乗りついで、林道の途中でガス欠なんていうのはよくある話。とくにダートでは燃費が悪くなるので、予定していた距離を走れないこともある。林道に入る前に満タンチェック! を習慣づけよう。

4.テールランプ&ウインカーの点灯をチェック/ダートでもっとも振動が多いのがテール付近。それだけにテールランプの点灯はチェックしておきたい。林道を走って、帰りの日の落ちた高速道路でテールランプが点灯しないのはあまりにも危険だ。LEDタイプに交換しておくと、球切れの心配が少ないのでいいだろう。

5.チェーンの遊びを確認/林道ツーリングでは、一般道の走行に比べてチェーンへの負担は大きくなる。給油や遊びのチェックなどをしっかりと行なおう。チェーンガードの上にタイヤの空気圧と共に調整値が記してあるので、この数値に合わせよう。

6.エンジンオイル&冷却水の容量は基準値まであるか/意外とチェックしていないのがエンジンオイル。まさか! と思ったときには、熱ダレや焼き付きなど重大トラブルに至っていることもある。水冷タイプのバイクは、ラジエターの冷却水も一緒にチェックしておこう。

7.タイヤの亀裂や空気圧をチェック/ダートに入る前に、既定値の80%まで空気圧を落としておくとグリップ力が上がって走りを楽しめる。空気入れとエアゲージは持参しよう。またパンクに泣かないためにも、タイヤの亀裂などのチェックは忘れずに!

トラブルに泣かないためにも、エマージェンシー・ツールを携帯しよう! いざという時のために工具は携帯したい。写真は上から小型空気入れ。次はガスタイプのパンク修理キット。コンパクトでおすすめ。3番目はタイヤレバーと後輪を浮かせる補助スタンド。最後に車載工具。これは当然必須ですよ!

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