掲載日:2018年04月17日 フォトTOPICS
写真・文/ガルル編集部 栗原守睦 記事提供/ガルル編集部
※この記事は『月間ガルル vol.353』に掲載された内容を再編集したものです。
以前、エンデューロライダーのレジェンド石井正美さんにKLX125を試乗してもらった時、「ステップ位置が思ったよりも前だねぇ」といただいたコメント。たしかに、しっくりこない。調べてみれば、KLX125のベースとなったKLX140よりもかなりステップ位置が前! そこで、すでにKLX125ユーザーにとってポピュラーらしい、ステップの逆付けを行ないました。今回はシフトペダル側を紹介。
ステップ自体を後ろに持っていく作業はじつに簡単。ステップをステーごと取り外し、ステーを逆向きにし、それに合わせてステップも逆に付け直し装着するだけ。これでステップ位置はKLX140とほぼ同じところになるのだ。シフトペダル側はサイドスタンドにステーが弱冠干渉するため、ボルトを長いものに交換しカラーも必要となる。
このカスタムでネックとなるのがシフトペダル。ステップ位置が後退したから、ノーマルのシフトペダルでは遠すぎて操作が難しい……。そこで他車のシフトペダルを流用することになる。いろいろ調べた結果、KSR110のものを流用できると判明! KSR110でも年式によってスピンドル取り付け穴の大きさが微妙に違うので注意が必要だ。使えるのは2004年モデル以前の車両に対応する製品で、これならポン付けが可能。
実際にシフトペダルを交換してみると、ペダル位置が近くなったとはいえまだ気持ち遠い。シフトフィーリングはペダルが短くなった分、ちょっと固くなってしまった。
さて、問題はブレーキペダルだ。ちょうどいいのがなかなか見つからないんだよな。かくなるうえは……(次号に続く)。
ステップがオフセットされ、ステップとシフトペダルの距離も遠くなったので、KSR110のシフトペダルに交換。シフトペダルの長さも短く、さらに外側へオフセットされているので、ペダル操作もノーマルよりやりやすくなった。