スズキ TS250 HUSTLER 1969

掲載日:2009年02月07日 名車ライブラリ    

スズキ TS250 HUSTLER 1969

1969年にデビューしたスズキのハスラーシリーズは、子供たちの間で一大ブームを巻き起こした「仮面ライダー」の愛車としてブラウン管に登場。今なおそのシーンを鮮明に記憶する人も多いだろう。ご紹介するのは、貴重な初期型のハスラー250。T500などと同様の馬蹄型ヘッドライト、エッジの効いたタンクデザイン、豪快なアップフェンダーなど、スズキの意気込みが伝わってくる作りが随所に見られる。一方で、DT-1と同じくフロント19インチが作り出すスタイルは、どこかのどかな雰囲気も漂わせている。

スズキ TS250 HUSTLER 1969 Machine Detail Check!

ボア・ストロークはDT-1などと同じ70mm×64mm。最高出力は18.5馬力だった。大きな冷却フィンはこの時代のマシンの特長。

ボア・ストロークはDT-1などと同じ70mm×64mm。最高出力は18.5馬力だった。大きな冷却フィンはこの時代のマシンの特長。

鋭いエッジの効いたタンクデザインは、いかにも1960年代のスズキらしいデザインだ。エンブレムとグラフィックのバランスが絶妙。

鋭いエッジの効いたタンクデザインは、いかにも1960年代のスズキらしいデザインだ。エンブレムとグラフィックのバランスが絶妙。

純正のリアサスペンションユニット。性能に関してはDT-1の方が良いという意見が多く、そちらを装着する人も多かったという。

純正のリアサスペンションユニット。性能に関してはDT-1の方が良いという意見が多く、そちらを装着する人も多かったという。

キックアームのストッパーはハスラー独特の形状。250ccと言えども、ケッチンを食らえばそれなりに痛い思いをするので要注意。

キックアームのストッパーはハスラー独特の形状。250ccと言えども、ケッチンを食らえばそれなりに痛い思いをするので要注意。

洒落たデザインのシート。ベルトは外す人が多かった。また、輸出用の小ぶりなシートに改装するケースも多かった。

洒落たデザインのシート。ベルトは外す人が多かった。また、輸出用の小ぶりなシートに改装するケースも多かった。

こちらのハスラー250はレーサー用チャンバーを装着した例。細かなパンチングメッシュがスペシャルな雰囲気を醸し出している。

こちらのハスラー250はレーサー用チャンバーを装着した例。細かなパンチングメッシュがスペシャルな雰囲気を醸し出している。

SPECIFICATIONS - スズキ TS250 HUSTLER 1969

SUZUKI TS250 HUSTLER 1969

■全長×全幅×全高 = 2,120×880×1,145mm

■軸距 = 1,380mm

■エンジン形式・種類 = 空冷2サイクル単気筒

■総排気量/ボア×ストローク = 246cc/70mm×64mm

■圧縮比 = 6.6

■最高出力 最大トルク = 18.5ps/6,000rpm 2.36kgm/5,000rpm

■始動方式 = キック式 

■変速機 = 5速

■タイヤ前/後 = 3.25-19/4.00-18

■ブレーキ形式 前 = ワイヤー式リーディングトレーリング

■ブレーキ形式 後 = 機械式リーディングトレーリング

■発売当時価格 = 19万3,000円

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索