居住性と通気性を重視しつつ軽量化も実現 3シーズン対応の1人用ツーリングテント

掲載日:2012年07月03日 オフロードアイテムレビュー    

山岳用テントのノウハウを生かしたダンロップのRシリーズ。なかでも1人用のR126は、グランドシートにはコンクリート上での設営にも対応する強度を持つ70デニールナイロンタフタを使用するが、本体とフライシートは40デニールナイロンタフタとして軽量化。ポールにはジュラルミンを採用と、軽量化にこだわった作り込みとなっている。広い入り口と大きな換気口を装備し、通気性と居住性も重視。夏のツーリングを快適にするテントに仕上がっているのだ。

 

写真/酒井一郎 レビュワー/小川浩康

 

 

[ レビュー ]

オフロードバイクが大人気となった80年代後半。多くのオフロードライダーがキャンプツーリングに旅立っていった。そうしたライダーに好まれていたのがウェッジ(水滴)形状が目を引くダンロップのツーリングテントだったのだ。
あれから長い年月が経ったが、ダンロップのツーリングテントも大きな進化を遂げていた。このR126は吊り下げ式を採用しているが、これはフライシートにポールを通す作業をしなくてもいいので、すばやい設営を可能としている。また、この方式だとテント本体を地面にペグダウンしてから設営作業に入れるので、強風時でも設営しやいというメリットがある。テントは1日走り終わった後に設営するので、こうした機能はロングツーリングで大きなメリットとして感じられるはずだ。
ベンチレーション機能、網戸、前室を装備しているので居住性もいい。そしてコンパクトに収納できるので、バイクへ積載しやすいのも扱いやすい。旅心を大いに刺激する完成度を持つツーリングテントだった。

 

 

[ アイテム詳細 ]

①テント本体を地面に固定してからポールをセットできる吊り下げ式を採用している。ポールをセットするフックは、ダンロップオリジナルのスクリューフックで、風が吹いても外れないようになっている。フックが破損するほどの強風のときは、フックが自ら回転してポールから外れ、破損を防ぐ構造となっている。

 

②フライシートはヒモでポールに結びつける。

 

③マットとヘルメットを置いても室内には余裕がある。入口が大きく開き、もちろん網戸も装備している。またフライシートを使った前室も装備され、ブーツ置き場として使えるくらいの空間を確保している。

 

④入口の反対側にある換気口。棒状のパーツが柱となり、開口部をしっかりキープできるようになっている。網戸もあるので虫の侵入も防げる。

 

⑤XR230に搭載した状態。左右への張り出しも少なく、コンパクトに収納されているのが分かる。取っ手つきで持ち運びしやすい。

 

 

 

[ ポイント ]

キャンプビギナーも安心して使える完成度

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/DUNLOP

販売元/エイチシーエス

製品名/ツーリングテントR126

価格/2万790円

重量/1,850g

カラー/オレンジ、グリーン

サイズ/間口200×奥行90×高さ100cm(収納時タテ13×幅35×高さ15cm)

素材/40Dナイロンリップ(フライシート、インナーテント)、70Dナイロンタフタ(グランドシート)

 

 

[ お問い合わせ ]

エイチシーエス

TEL/03-5200-0770

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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