キャリパーの下部まで覆う新形状で一段と高まった保護性能

掲載日:2015年07月06日 オフロードアイテムレビュー    

写真/楠堂亜希、関野 温  レビュワー/内山裕太郎

ZETA/プロ フロントディスクガード

全日本モトクロスのファクトリーチームからフィードバックを受け製品化されたプロ フロントディスクガード。ディスクガード自体は汎用パーツで、取り付けには車種専用のマウンティングキットを使う。JNCC出場マシンにも装着している内山裕太郎選手に使い勝手を聞いた。

「以前はレース中にディスクをヒットさせて曲げてしまうことがありました。でもこの商品を装着してから、曲がることはなくなりましたね。ガードがキャリパーの下まで覆っているので、ドロなどの付着を抑えてくれます。この効果は大きくて、ブレーキの効きがつねに安定しているんです。それと、ブレーキパッドの減りも気持ち少なくなったような気がしますね。レースに出なくても、林道を走行する人なら車両への装着をおすすめします」

取り付けは、ホイールを外しノーマルのカラーを各車種専用マウントキットに変更。そのマウントへディスクガードをボルト止めすれば終了。加工なしで簡単に取り付けられるのもポイントだ。

ハンドル、レバー、クランプといったハンドル周辺パーツを筆頭に、ホイール、ガード類まで高品質なパーツを多数ラインナップしているZETA。それらパーツはエンデューロ、モトクロス、トライアル、フリースタイルモトクロスなどプロライダーが駆る車両にも装着され、実戦に投入されている。今回はブレーキディスクをガードするプロ フロントディスクガードを、専用のマウンティングキットでWR250Rに装着し試走した。

[ SPECIFICATIONS ]

  • メーカー/ZETA
  • 品番/:ZE52-1046(ホワイト)、ZE52-1041(ブラック)
  • 製品名/プロ フロントディスクガード
  • 価格/6,900円(税抜き)
  • 販売元/ダートフリーク
  • 重量/126g(編集部実測値)
  • 素材/プラスチック
  • カラー/ホワイト、ブラック

[ DETAILS ]

プラスチック製のディスクガードの厚みは約2mm。強度が必要となるマウントキットと固定する部分は約3.5mmの厚みをもたせている。裏面は凸凹も少なくドロなどが詰まりにくい形状だ。

ディスクガードは汎用パーツで、Φ280mmまでのブレーキディスク径に対応する。写真のWR250Rに装着しているZ-WHEELのジグラムローターはノーマルディスク径と同等のΦ250mm。ディスクガートとのクリアランスも充分保たれている。

各車種専用に作られたスペーサーを介しフロントディスクガードを固定する。

レーサーを中心にCRF250L/M、WR250R、KLX125/250などの現行のトレールモデルにも対応。価格はすべて共通の4,200円(税抜き)。

ブレーキディスクだけでなく、ブレーキキャリパーの下部までをしっかりとカバー。岩や木の根などにヒットするのを防いでくれる。ディスクへのドロ付着によるパッドの消耗も軽減する。

ポイント!
  • ディスクにドロが付着せずブレーキの効きが安定

[ お問い合わせ ]

電話/0561-86-8301

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