固着した頑固な鉄粉などの汚れにナノ粒子成分が浸透してキレイにする

掲載日:2014年10月28日 オフロードアイテムレビュー    

泥汚れを強力に落とすことで定評のあるマッドオフ。その洗剤の製造元から新たに販売されたのがナノトップシリーズだ。洗車から洗濯まで使用できる多目的洗剤を中心に、バイク&クルマ向けの洗車系ケミカルが充実。自分で施行できるガラスコーティング剤、クルマのヘッドライトの曇り除去、退色した樹脂&硬質ゴムを原色に蘇らせるコーティング剤などなど、その種類は多岐に渡る。今回は、鉄粉と汚れが除去できるメルトアウトをテストした。

 

写真:長谷川 徹/レビュワー:東福寺 保雄/まとめ:栗原 守睦

 

 

[ レビュー ]

ブレーキキャリパーやブレーキディスク周辺に固着した鉄粉を落とす作業は、大変な割りになかなかキレイならないもの。そんな鉄粉を簡単に除去できるのがメルトアウト。しかも、鉄粉だけでなく、高圧洗浄機でも落とすのが難しい油性の筋になった汚れ、いわゆる水垢などの頑固な汚れも除去できるという。使用方法は一般的な洗車用洗剤と変わらない。洗車する前にたっぷりの水で、あらかじめホコリや大きな泥汚れなどを落とし、その後に同製品を吹き付けるのだ。ただし吹き付けて長時間放置しておくのはNG。

 

さっそくエンジンまわり、リヤブレーキ周辺に吹き付ける。すると数分で洗浄剤が紫色に反応。これが鉄粉汚れらしい。スポンジやブラシを使い、周辺もよく洗ったら水で洗浄。汚れを強力に落としつつも、金属や各部品を侵さない中性のため安心感も高い。唯一、独特な匂いが気になったが、それは鉄粉除去剤として使用されているチオグリコール酸アンモニウムとのこと。よく洗い流すことが重要なので、匂いがなくなるのを目安にすると分かりやすい。

 

 

[ アイテム詳細 ]

メルトアウトを吹き付ける前に、あらかじめ水洗いをして表面のホコリ、大きな汚れなどは洗い流しておく。

 

汚れ、鉄粉除去をする場所にメルトアウトをむらなく吹き付ける。汚れの場所が多くメルトアウトの吹き付けから洗い流しまで時間がかかるようならば、数回に分けて洗っていくこと。洗浄剤が乾くと洗い流しに時間を要するからだ。

 

鉄粉に反応すると紫色に変わる。ブレーキまわり、エンジンまわり、ホイールなどはとくに高い効果が望める。

 

汚れが浮いたらスポンジやブラシで洗い、メルトアウトの匂いがなくなるまで入念に洗い流すこと。ブレーキディスクに洗浄剤が残っていると、浮いた鉄粉によりサビが発生しやすくなる。より入念に洗い流したい。

 

メルトアウトを使用したらセットで使いたいウォーターグロス。強力に水をはじき飛ばす撥水剤だが、表面を保護し、つや出し効果もある。洗車後の水分を充分に拭き取った後に同製品を吹き付け、乾いた布で吹き上げる。

 

[ ポイント ]

鉄粉の付着した所が紫色に反応。小さな汚れも見逃さない

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/NANOTOP

製品名/MELT OUT/WATER GLOSS

価格/メルトアウト 2,900円(税抜き)、ウォーターグロス 2,600円(税抜き)

販売元/ブオノープラス

容量/メルトアウト 40ml、ウォーターグロス 200ml/p>

 

 

[ お問い合わせ ]

ブオノープラス

TEL/082-264-7710

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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