医療用として開発されたエアクッションがバイクでの長時間移動を快適にしてくれる

掲載日:2014年10月21日 オフロードアイテムレビュー    

アメリカで開発されたエアホーク。元々は医療用の製品で車いすユーザーが使用していたものだ。長時間の着座によるお尻の痛みを軽減する技術を、バイク用に転用したのが同商品で、空気の力でお尻に掛かる荷重を分散。長距離を走行するツーリングライダーの悩みを解消してくれる。ゲルなどを使用した製品と違い、空気圧を微調整することで、使用するライダーの体重にあわせ最適なクッションの強さに設定できるのが大きな強味だ。

 

写真:長谷川 徹/レビュワー:東福寺 保雄/まとめ:栗原 守睦

 

 

[ レビュー ]

テスターを務めた東福寺氏は、自身のCRF250Lで林道ツーリングや、渋滞する街中の移動などにもその車両を使うことがあるそうだ。CRF250Lにエアホークを装着し走行してみた。

 

「説明書では、装着する前にミラーの位置を確認し、装着後もミラーの位置が同じ状態が適切とありました。そのようにすると、かなり空気は少ない状態となります。逆に空気を入れすぎると効果は薄くなるそうです。高速など真っすぐタンタンと走る場合に適している商品ですね。シートがお尻に当たる感触もソフトです。ただ、このままダートに突入すると、路面からの状況をシートを通して感じることが難しいです。シートからの着脱は簡単にできるので、高速区間はエアホークを使用して、いざ林道に入るという段階になったら外して、ザックなどに収納するのがいいでしょう。それと、バイクだけでなくトランポで長時間移動するときにも、クッション代わりとして使えそうですね。作りがシンプルなため、汎用性の高いクッションと言えるでしょう」

 

 

[ アイテム詳細 ]

空気が入る気室は13部屋。気室はすべてが繋がっており、バルブから空気を入れると全体的に膨らんでいく。気室の間を風が通るので、熱がこもりにくいのも特徴だ。

 

空気が入る気室の外側は通気性の高いカバーが付く。

 

バルブは直接口で空気を入れるため、ポンプなどは必要ない。完全に空気を抜いた状態から気室をパンパンにするまでに要する時間は1分程度。逆に空気を抜くのに要する時間も同程度だ。使用しないときは簡単に畳むことができる。

 

空気圧の調整は、空気を入れたエアホークをバイクに装着し、その上にライダーが座った状態で行なう。

 

シートとエアホークが接する面には、滑り難い素材を使用。エアホークの脇にある耳の部分に、
シートへ取り付けるためのベルトを通す。

 

シートを外し、エアホーク固定用のベルトをシート裏に回して取り付ける。

 

[ ポイント ]

さまざまな車種に取り付けられる汎用性の高さ

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/AIRHAWK

製品名/エアホーク2 クルーザーS

価格/9,500円(税抜き)

販売元/ジャペックス

サイズ/46×30cm

カラー/ブラック

重量/320g(編集部実測値)

 

 

[ お問い合わせ ]

ジャペックス

TEL/03-3773-7633

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索