空気圧をpsi、bar、kgf/cm2の3つで表示 デジタルにより細かい空気圧管理も容易!

掲載日:2014年06月19日 オフロードアイテムレビュー    

CRF450RやKX450Fなどの車両に採用されるKYBのPSF(Pneumatic Spring Fork)=ニューマチックスプリングフォーク。これは金属製のバネに替わり、圧縮空気の反発力で同じ効果を得るエアサスだ。そのエアサスの封入空気圧を調整するために使用するのがダートフリークから販売中のデジタルショックポンプである。デジタル表示とすることで、異なる空気圧単位にもボタン操作ひとつで対応可能。かゆいところに手が届く、使い勝手のいいポンプなのだ。

 

写真/長谷川 徹 レビュワー/東福寺 保雄

 

 

[ レビュー ]

エアサスは、バネレートの変更にともないバネの交換作業が必要となる金属バネとは違い、空気圧を変化させることで簡単に同じ効果を得られる。そのセッティングで必要となるのがショックポンプだ。

 

このショックポンプの使い勝手を、CRF450Rを所有する東福寺保雄氏にテストしてもらった。

 

「エアサスの空気圧管理は日常的に行ない、車両に乗る前には必ず確認しています」とのこと。そのためポンプの精度はもちろん、使いやすさ、堅牢性もポイントになるという。東福寺氏が普段使用するアナログ表示式のポンプと同商品とで空気圧を図り比べたところ、同じ数値を表示。精度に関しては問題無し。使い勝手は、狭い部分にもバルブを取り付けられる同製品の首振りヘッドを絶賛していた。堅牢性に関しては長期使ってみなければ判断が難しいところだが、アルミのボディを採用し各部の作りも丁寧なところから「まずまず大丈夫だろう」とコメントをもらった。だが精密機械であることに変わりはなく、タイヤゲージ同様、丁寧に扱うことが大切だ。

 

 

[ アイテム詳細 ]

ボタン操作でpsi、bar、kgf/cm2の切り替えが可能。空気圧をデジタル表示するため、圧をより細かく正確に管理可能。ただし空気注入後に液晶表示が安定するまでは数秒時間を要する。液晶表示部分に使用する電池は3Vリチウム電池(CR2032)1個。電源を一定時間操作しないと80秒後に自動的に電源がオフになる。

 

シルバーのボタンは空気圧を調整するマイクロアジャストボタン。半押しで大量減圧、押し切りで少量減圧と減圧量を調整できる。

 

ホース部分は360度自在に動く。

 

グリップ部分は掴みやすく、空気の注入作業もやりやすい。

 

アルミバレルには、長期使用することを考え耐食性に優れたA6063素材を使用。強度はアルミの中では強い部類ではないため丁寧に扱いたい。

 

東福寺氏が絶賛した首振りヘッドのバルブ。ハンドルスペーサーを交換しハンドルがバルブ取り付け部分に干渉する場合でも、簡単で確実に装着が可能である。

 

[ ポイント ]

エアが入れ難い場面でも首振りヘッドが威力を発揮

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/DRC

販売元/ダートフリーク

価格/8,900円(税抜)

製品名/Digital SHOCKPUNP

重量/232g(編集部実測値)

サイズ/L365mm×W30mm×H35mm

液晶画面サイズ/22mm×19mm(編集部実測値)

 

 

[ お問い合わせ ]

ダートフリーク

TEL/0561-86-8301

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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