ゴーグルを顔から浮かせ新気を導入曇りを解消する画期的なアイテム!

掲載日:2014年06月03日 オフロードアイテムレビュー    

雨のレースや、スタック、転倒した車両を押したり起こす時などゴーグル内側はあっという間に曇ってしまう。そんな場面でゴーグルを外す人は多いだろうが、この動作が意外にタイムロスとなる。そこで、ゴーグルを浮かすことで新気を導入し、曇りを解消するのが当製品だ。昨年エルズベルグを制したグレアム・ジャービス選手や、本誌でおなじみの渡辺 学選手、石井 正美選手などもレースで使用していることからも効果のほどがうかがい知れる。

 

写真/酒井 一郎 レビュワー/栗原 守睦

 

 

[ レビュー ]

フランスで発明されたエアーフラップスは、ゴーグルを浮かすことで曇りを解消するアイテムだ。仕組みはいたって単純。ヒンジの様な形状の当製品をヘルメットに装着し、フラップを起こすことでゴーグルが前方に押し出され、ゴーグル内側に空気が入る隙間ができるというもの。シンプルな構造で不具合も生じにくい。

 

取り付けは簡単で、両面テープで固定するだけ。その際に注意するポイントは2点。ゴーグルおよびバンドがヘルメットに正しく装着された状態で当製品の固定位置を決めることと、ヘルメットの開口部ぎりぎりに当製品の先端を合わせること。固定位置はビニールテープなどでマークを付けると作業がしやすい。

 

実際に使用してみると、レバー操作だけでゴーグルが浮くため、とにかく楽。ゴーグルの着脱を必要としないためトップライダーには時間のロスを少なくし、レース初心者のライダーには慣れないゴーグルの着脱作業から解放してくれる。ライディングの腕に関わらず、走ることに集中したいライダーにこそ、必須のアイテムといえるだろう。

 

 

[ アイテム詳細 ]

[ 1 ][ 2 ]エアーフラップスを畳んだ状態(1)と起こした状態(2)。ゴーグルの種類によって浮き上がる量は変わってくるが、メーカー推奨のリフト量は1cm。これよりリフト量が大きくなると、空気の流入量が増える反面ゴーグルのフレームが視界に多く入り込み、見にくくなってしまう。またゴーグルがロールオフ付きの場合、レバーがロールオフのフィルムケースに干渉し最後まで起ききらないことがあるので注意が必要。基本的にはノーマルのゴーグルの使用をおすすめする。

 

[ 3 ]レバーを起こすときにゴーグルのバンドが引っかからずスムーズに動くよう、黒い部分が回転する仕組み。

 

[ 4 ]リブが設けられたヘルメットなどもあるため、さまざまな形状に合わせ最適な位置に装着できるよう、位置調整機能を備える。調整方法はマイナスネジをゆるめ、前後に動かす。

 

[ 5 ]ゴーグルが浮くため、ノーズ部分にはある程度の空間が必要となる。とくにノーズガードが着いている場合はゴーグルと干渉することがあるため、取り外さなければならないことも。

 

[ ポイント ]

1秒足らずの簡単操作で、ゴーグルを外す手間を省く

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/AIRFLAPS

販売元/ジャペックス

価格/5,000円(税抜)

製品名/AIRFLAPS

重量/片側46g(編集部実測値)

 

 

[ お問い合わせ ]

ジャペックス

TEL/03-3773-7633

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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