泥から油汚れまで簡単に洗い流せてシール類や塗装を痛めないクリーナー

掲載日:2014年04月22日 オフロードアイテムレビュー    

数多あるバイク洗浄剤のなかで、ナノテクバイククリーナーが他の商品と大きく違う点は洗浄剤の中にミクロサイズの物質が含まれていることにある。この物質の大きさは人間の毛髪の約8万分の1と極めて小さく、泥や油汚れの奥深くまで浸透し分解することが可能なのだ。洗浄後にはこのミクロサイズの物質が金属部表面の小さな凸凹を埋め、滑らかな保護皮膜を形成する。生分解性で有害物質を含まないため環境にも配慮されている。

 

写真/酒井 一郎 レビュワー/栗原 守睦

 

 

[ レビュー ]

ナノテクバイククリーナーを用いて今回洗車する車両は、泥がこびり付き優に一週間以上放置されたもの。できることならば高圧洗車機を使い洗い流したいような頑固な汚れ具合だ。

 

製品の説明書きどおり、まずは本洗浄剤を汚れ部分に吹きかけ数分放置。時間を置くことで、洗浄剤に含まれるミクロサイズの物質が汚れに浸透するという。カウルの小キズに浸透した泥汚れが浮き出し、水洗いの時点で大まかな汚れが落ちていることにまず驚いた。さらに本洗浄剤を吹き付け今度はブラッシングを施す。泥がしつこくこびり付いていたリヤまわりでさえ、強くブラッシングする必要もなく簡単にみるみる汚れが落ちていく。タイヤのトレッド部分の泥汚れもキレイになり、乾いたときに白く汚れが浮くようなこともない。

 

今回のかなり汚れた車両の洗車に要した使用量は約400mlほどで、価格にしたら300円程度。通常の林道走行程度の汚れなら、この半分でも事足りるだろう。簡単に汚れが落ち、かつコストパフォーマンスの高い洗浄剤だ。

 

 

[ アイテム詳細 ]

[ 1 ]洗車方法は、始めに汚れている箇所を目がけ洗浄剤を吹きかける。スプレーの口部分を調節することで、スポットから広範囲まで噴射範囲を変えられる。

 

[ 2 ]洗浄剤を噴射し放置すること数分。大きな汚れはこの時点で浮いてくる。水で洗い流した後、再度洗浄剤を吹き付けブラシやスポンジで汚れを落とす。しつこい汚れはこれを数回繰り返す必要あり。

 

[ 3 ]洗車する前のチェーンはコマの細部にまで泥がつまっていた。

 

[ 4 ]洗車後はチェーンのコマ一つ一つの汚れが完全に落ちキレイに。

 

[ 5 ]左端は曇り止めのマックオフ・アンチフォグトリートメント35ml/1,800円(税抜き)。効果は最大5日間続くすぐれもの。真ん中は汚れの付着を少なくするバイクスプレー300ml/1,800円(税抜き)。使い方は濡れたままの車体に吹きかけるだけと簡単だ。右端はデテイラーワックス500ml/1,500円(税抜き)。洗車後の濡れた車体に吹き付け、乾いた布で吹き上げる。

 

[ ポイント ]

汚れを落とすだけでなく、腐食防止効果もあり

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/Muc-off

販売元/ライズインターナショナル

価格/1,200円(税抜)

製品名/NanoTech Bike Cleaner 1L

内容量/1,000ml

成分/界面活性剤、水質軟化剤

pH/12.0(アルカリ性)

 

 

[ お問い合わせ ]

ライズインターナショナル

TEL/045-470-5755

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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