テックシリーズの中核をなすテック7にエンデューロモデルが追加ラインナップ

掲載日:2014年02月25日 オフロードアイテムレビュー    

アルパインスターズのオフロード/エンデューロブーツには、テック3オールテレイン、トゥーカンがラインナップされているが、新たに上位モデルとしてテック7エンデューロが追加された。モトクロスブーツ・テック7の快適性と耐久性はそのままに、エンデューロシーンで抜群のグリップ力を発揮する新開発ソールを装備。さらにピボットシステムを新採用することで、ブレーキ・シフトの操作性も大幅に向上しているのが特徴となっている。

 

写真/長谷川 徹 レビュワー/東福寺 保雄

 

 

[ レビュー ]

テストは普段のオフロードライディングでテック10を愛用している東福寺氏に担当してもらった。サイズはテック10と同じ9(27.5㎝)をチョイスした。「くるぶしの少し上を支点にしてプロテクションパーツが動いてくれるので、履いてすぐに足首が曲がりますね。シフトアップしやすいし、リヤブレーキのコントロールもやりやすい。新たに採用されたというピボットシステムの効果はハッキリ分かります。それと、くるぶしのフィット感がよく、マシンホールドしやすいのもいいですね。テック10に装備されるインナーブーティのフィット感に慣れた自分でも、不安を感じることがありませんでした。

 

個人的にはつま先部分が広めで、指先に遊びを感じます。つま先との一体感が少なく、ボディアクションに対してワンテンポ遅れてブーツがついてくるような感じがしました。ただ、装着感がタイトすぎても疲れる原因になります。長時間のライディングやマシンを押し引きすることを考えると、エンデューロ用として適切な作りだと思いますね」

 

 

[ アイテム詳細 ]

[ 1 ]バックルベルトが長く、ニーブレイス装着にも対応しているが、「細身な作りになっています」と東福寺氏はコメント。

 

[ 2 ]バックルシステムはアルミを使用。強度があるので耐衝撃性にすぐれ、確実にロックできる。「ちょっとしたブッシュも走ってみましたけど、バックルが外れることはありませんでした。それでいて解除する時の作動性はよく、着脱にストレスを感じないのもいいですね」と、操作性のよさと確実性が両立している。

 

[ 3 ]新開発されたソール。歩行時のグリップ力とフットペグとの滑り防止を両立し、マシンコントロール性向上に大きく貢献している。ソールは取り外せるので、リプレースが可能となっている。

 

[ 4 ]くるぶしの上を支点にしてプロテクションパーツが可動しているのが分かる。ヨコ方向の動きを制限して足首まわりのケガを防ぎつつ、タテ方向のスムーズな動きを確保して足首の操作性を向上している。

 

[ 5 ]ブーツ内側のプロテクションパーツは滑り止め加工が施され、マシンホールド性を高めている。

 

[ ポイント ]

ホールド感がよくマシンコントロールしやすい

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/alpinestars

販売元/ダートフリーク

価格/5万190円

製品名/TECH7 ENDURO

重量/1,770g(27.5cm片足・編集部実測値)

サイズ/US5~12(24.0~30.5cm)

カラー/ブラック、ホワイト

素材/マイクロファイバー、TPU、メッシュライナー

 

 

[ お問い合わせ ]

ダートフリーク

TEL/0561-86-8301

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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