内蔵した空気が衝撃を吸収してくれる新発想のブレストガードが日本に上陸!

掲載日:2013年10月29日 オフロードアイテムレビュー    

2004年の設立時から、トッププロライダーの意見を取り入れた開発を続けてきたフランスのRXRプロテクト。長年の研究で空気を利用したASA(AIR SHOCK ABSORBER)技術を開発。装着時にライダーの動きを妨げず、快適なライディングを提供するプロテクターを完成させた。その結果、モトクロスだけでなく、MTBやスキーのトッププロにも愛用されている。日本ではライズインターナショナルが総代理店となっている。

 

写真/酒井 一郎 レビュワー/小川 浩康

 

 

[ レビュー ]

胸と背中にエアシェルターを内蔵し、そのエアシェルターに空気入れでエアを充填。転倒時の衝撃をそのエアに吸収させてライダーへの負担を低減させるブレストガードが、このRXRプロテクト製ストロングフレックスだ。

 

使用方法は空気入れでエアを充填するだけ。そのエアバルブ(エア注入口)には1ウエイバルブが併設されていて、ここからエアが漏れ出てきたら充填は完了。今回は純正オプションの空気入れを使用したが、30回程度のポンピングで充填できた。

 

エアが充填されると適度にタイトなフィット感が得られるが、着心地はシリコンらしい柔らかさのまま。体の動かしやすさはプラスチック製ブレストガードを上まわり、それが装着感を軽く感じさせてくれる。ASA技術の防御力は、プラスチック製ブレストガードの5倍ということなので、意を決してスリップダウンしてみると、エアバルブからプシューという音を発しながら衝撃を吸収しているのが体感できた。背中に衝撃を感じたものの、打撲やアザは生じず、痛みが続くこともなかった。

 

 

[ アイテム詳細 ]

[ 1 ]ASA技術を実現するエアバルブ。写真左側の黒いキャップのある方がエア充填口。右側が1ウエイバルブ。空気圧が3.6PSIに達するとエアを排出する。エアを入れすぎた時や、強い衝撃を受けた時にエアシェルターを減圧して衝撃を緩和する。

 

[ 2 ]使用方法は空気入れでエアを充填するだけ。前と後ろの2箇所で充填する。

 

[ 3 ]指で強く押すと凹む程度の弾力性。前側のエアシェルターには外気を取り入れるベンチレーション口が設けられている。

 

[ 4 ][ 5 ]エアを充填したストロングフレックスのアダルトサイズ着用状態。プラスチック製ブレストガードと同じようなフォルムとなっているが、着心地は柔らかい。リアットブレイスとの併用も考慮された形状となっている。エアシェルターはリペアパーツも用意されている。前側、後側ともに各7,000円。また、オフロードバイクメーカーに合わせたカラーラインナップ展開となっているのもうれしい。

 

[ ポイント ]

柔らかい着心地と高い衝撃吸収性を両立している

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/RXR PROTECT

販売元/ライズインターナショナル

製品名/STRONGFLEX

重量/1,890g

サイズ/アダルト(170cm以上)、ジュニア(135~165cm、3万2,000円)

カラー/オレンジ、ホワイト、ブラック、レッド、ブルー、イエロー、グリーン

素材/シリコン、ナイロン

価格/3万5,000円

 

 

[ お問い合わせ ]

ライズインターナショナル

TEL/045-470-5755

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索